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デジタルデトックスに最適?高速フェリーと九州博物館巡り2

14系寝台車は従来よりも寝台幅の拡大や乗り心地向上などサービス面で改善が見られます。九州方面の寝台列車では「さくら」「はやぶさ」「富士」などの名門列車に充当されました。


車内に入ると古き良き時代の雰囲気が色濃く残っていて嬉しくなります。通路に設置されている折り畳み椅子に座って車窓を眺めるのが好きな方もきっと多い事でしょう。


モケットはJR時代になって更新されているようです。車内では小学生の団体が大はしゃぎで寝台に寝転がるなど、保存車両として本当にこの状態でいいのか気になる点もありました。


屋外展示車両を見学した後は館内展示も見ていきます。こちらは九州方面のブルートレインに装着されていたヘッドマークたちが並んでいます。刻まれた傷や塗装の剥がれが時の流れを感じさせます。


日本を代表する名門列車「つばめ」のコーナーもあります。今では九州新幹線の最下位クラスの列車名称として扱われているのが可哀そうでなりません。JR九州の悪評は今に始まったことではありませんが、歴史をも軽視する企業風土には反吐が出ます。


特急列車の座席も展示されていました。こちらは883系普通車の座席です。登場当時は鉄道車両としてあまりにも斬新すぎるデザインで驚かされました。そんな水戸岡氏のデザインですが、近年では名前が出るだけで批判的な意見が飛び交う事態に…。


こちらは885系普通車の座席です。見た目は豪華なのですが、振り子車両で曲線を通過する際にお尻が滑ってしまうなどの問題点があるとか。この頃から実用性無視のデザインは始まっていたのかもしれません。


最後に屋外に展示されている前頭部たちを見学します。それぞれ運転台に入る事が出来るので人気でした。一通り見て回って感じたのは物足りなさでしょうか。入場料が300円と格安なことを踏まえると値段相応なのかもしれませんが。館内が賑わっていた事から商売的には成功なんでしょう。

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