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個性的な鉄道保存施設訪問記3

こちらはホッパ車のホサ1形です。元々は石灰石輸送に従事していましたが、後に砕石散布用に改造されたそうです。画像では写っていませんが、奥には手ブレーキを操作できるデッキが設けられています。


テラ1形は鉄製有蓋車で、生石灰を輸送するために製造されました。生石灰は水と接触すると発熱して発火のリスクがあるため、木の内張りのない鉄製で造られました。


ワブ1形は公式サイトに記載されていない貨車でした。鉄製の柱に木製の板張りとなっています。車両端には車掌?が乗車出来そうなスペースが設けられているようです。緩急車に分類されるのでしょうか?


貨物鉄道博物館の建屋周辺以外に、丹生川駅の側線にも貨車類が展示されています。こちらはスイッチャーのDB101号です。静岡県内の製紙工場で原材料や製品の輸送に使われていたそうです。


タ2000形は1939年に製造されたタンク車です。戦前に製造されたタンク車としては国内唯一の現存車です。


タム500形は15トン積ガソリン専用タンク車です。45トン積タンク車が主流となっている現代では可愛らしく感じるサイズです。ちなみに2軸車体のタンク車としては最多の621両が製造されたそうです。


タム5000形は塩酸専用タンク車で、タンク内面にゴムライニングが施されています。これは積荷である塩酸が腐食性が強い液体なので、タンク体を保護するためです。ゴムライニングを施したタンク車としては日本初だそうです。


タム8000形は積荷の過酸化水素がタンク内で分解されるのを防ぐためにアルミ製のタンクを採用しています。アルミ製のタンクが鈍く光って主張しています。


貨物鉄道博物館を堪能した後は、再び三岐線に乗って終点の西藤原駅にやって来ました。折り返しまで30分ほどあるので、その間に駅に展示されている車両を見学します。

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