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波瀾万丈の西日本周遊記4

キハ303は国鉄のキハ41000形の払い下げ車両だそうです。カラーリングは異なりますが、同形式が大宮の鉄道博物館に収蔵されています。前面窓が4枚に分かれている点や、側面にズラリと並ぶ2段窓が特徴です。再塗装を受けた直後なのか非常に綺麗な状態でした。


駅舎側の側線には有蓋貨車と無蓋貨車がスイッチャーに連結されていました。国鉄のワム8000形を譲受した有蓋貨車のワム1800形はとても綺麗な状態でした。無蓋貨車であるトラ800形は積載量18トンで鉱石輸送に活躍していたそうです。スイッチャーの情報は公式サイトに記載されていませんでした。


ホームから駅舎を振り返ると現役のような雰囲気が漂っています。駅舎は三角屋根が特徴的で、廃止から30年以上経過した現在でもここまで良好な状態を維持し続けるのは流石です。


資料館方面の突き当たりには屋根付きのピット線が設けられていて、キハ312が停車していました。色褪せて腐食もあるので修繕中でしょうか?綺麗に蘇った姿も見たいですね。


資料館裏の駐車場付近に湘南顔の先頭部が置かれていました。かつて北海道の夕張鉄道で活躍していましたが、その後水島臨海鉄道を経て岡山臨港鉄道でキハ7001として活躍し、引退後に先頭部のみ吉ヶ原で保存されています。ヘッドライト下に設けられている長いタイフォンが特徴的です。


資料館横に停車しているのがワフ102です。元々は有蓋緩急車として製造されて、国鉄から譲受後に画像奥の荷室側にもデッキを設けたので外観は車掌車にしか見えません。記号が「ヨ」ではなく「ワフ」なのが改造前の名残となっています。一応屋根はあるものの状態はかなり悪いです。


資料館手前の公園部分には、鉱山内で運用されていたと思われる機関車などが展示されています。全体的に状態がかなり悪いのが残念です。車体に対して大型のパンタグラフが特徴です。


マスコンハンドルが設けられているので機関車であると思われますがパンタグラフはありません。おそらく手前側にバッテリーが積まれた蓄電池機関車でしょうか?


先程とは微妙に形状の異なる電気機関車です。窓の形状が丸くなっています。錆を落として再塗装して欲しいですが予算的に厳しいのでしょうか?


そして吉ヶ原に来た最大の目的がこのキハ702に会う事です。国鉄のキハ07形を譲受したもので、上部中央に付いていたヘッドライトは改造で腰部左右に2灯設けられました。流線形の可愛らしいデザインで、PCゲーム「まいてつ」に登場するキャラクター「れいな」のモデルとなっています。ちょうどこのアングルは主人公がれいなと遭遇したシーンに似ています。

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