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個性豊かな東北の鉄道を味わい尽くす周遊記2


一ノ関駅に戻って目的の列車が入線するまであちこち写真を撮っていると、賑やかなホームに「POKÉMON with YOUトレイン」が停車していました。ピカチュウをイメージしたカラーリングでとても目立ちます。


運行開始から来年で10年の節目を迎えます。5年目にリニューアルを受けて現在の姿になったので、来年あたりに再びリニューアルが行われるのか気になります。


車体側面には沢山のピカチュウが描かれていて可愛らしいです。またホーム上では社員氏によるお見送りが行われていました。


その後本日のメインとなる「ジパング平泉号」が入線してきました。実はホーム上の賑わいはジパング平泉号の自由席狙いの行列でした。自分が1カ月前に指定席を確保した際はガラガラだったのですが、その翌週に運転終了が告知されてあっという間に満席になったそうです。


中間車は485系らしさ(と言っても内装はリニューアル後ですが)を残していましたが、両端の指定席車はお座敷車両を更に改造して座席が窓を向いた構成となっています。天井の和風な雰囲気の照明がお座敷車時代の名残でしょうか。普段の通勤電車と180°逆に外側を向いた座席は新鮮で、車窓を存分に楽しめました。発売上は満席でしたが、途中駅での乗降も多かったのが印象的です。また自由席を連結した臨時快速列車なので地元の方の利用もそれなりにありました。


盛岡で昼食を済ませて「こまち21号」で秋田へ向かいます。盛岡駅の新幹線ホームにはE5系が停車していました。こうしてみるとE5系もなかなか格好良いですね。


秋田駅の在来線コンコースには1/5サイズのD51-554号機が展示されていました。実機は昭和17年2月に土崎工場(現:秋田総合車両センター)で製造されて、模型に関しても同じく土崎工場で造られて一般公開時などに乗客を乗せて走行していたそうです。手前には牽引してたと思しき客車も展示されています。車体側面の検査表記は実車同様の本格的なものです。


しばらくすると青森からの「つがる号」がやって来ました。JR東日本が保有する特急型車両では唯一の交流専用車となっています。E653系をベースとしている事から外観や内装など多くに類似点を感じます。3本のみの製造に留まり、現在は秋田~青森間を細々と活躍を続けています。


次は男鹿線ホームに入線したEV-E801系です。思っていたより早くホームに入線したので車内を存分に撮影出来ました。見た目から分かるようにJR九州のBEC819系とそっくりですが、完全にそのままでは無くて寒冷地での運用に備えて各種カスタマイズが施されています。2両編成のうち男鹿方は青色、秋田方は赤色となっています。


夕方以降のラッシュに備えてか4両編成で到着しました。乗務員室扉の横にはなまはげが描かれています。車外カメラを装備しているので、4両編成でもワンマン運転を実施しています。ドア開閉チャイムは西武鉄道風、自動放送は富士急行風などあらゆる部分がJR東日本らしくない異端児と言えます。

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