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個性豊かな東北の鉄道を味わい尽くす周遊記3

続いては新潟から到着した「いなほ号」です。常磐線特急として活躍して来ましたが、新型車両投入による玉突きで新潟へ転属となりました。元々は全車普通車でしたが、秋田寄りの1号車がグリーン車に改造されました。普通席2列分をグリーン席1列に割り当てているほか、2+1列の配席で前後左右共にゆとりある快適な空間となっています。


秋田駅での取材を満喫して改札を出ると駅スタンプが設置されていました。前回訪問時は夏仕様のスタンプを押印して、今回は秋仕様のスタンプを押印出来ました。スタンプ台には各スタンプの押印可能な時期が記載されていました。コンプリートは大変ですが、気になる方はお試しください。この後は再びこまち号に乗車して仙台に戻りました。


最終日は会津若松での取材をこなして横須賀へ戻ります。まずは高速バスで一気に会津若松を目指します。2時間半ほどの中距離路線ですが車内にトイレは設けられていません。その代わり途中のSAで休憩があります。仙台駅東口と広瀬通一番町で合計14名の乗車でした。仙台市中心部の渋滞で会津若松駅には15分ほど遅れて到着しました。


軽く昼食を済ませてから駅構内に入ると、既に目的の車両が停車中でした。GV-E400系は従来車の置き換えで磐越西線の他に五能線などに大量投入されています。あくまで電気式気動車なのでハイブリット車とは異なり停車中でもエンジンは常時駆動しています。構造はとてもシンプルですが、デザインは割と好きです。


しばらくすると会津鉄道からAIZUマウントエクスプレスが到着しました。前回東武日光駅で出会った際には十分に撮影出来なかったので、今回は存分に撮影出来ました。2両共にトイレ付きのAT-750形でした。JR只見線の区間となる西若松~会津若松間も会津鉄道の乗務員による運行のようです。


折り返しとなるAIZUマウントエクスプレス4号が出発した後に入線したのがキハE120形です。かつては新潟支社管内で羽越本線や米坂線にも入線していましたが、後に全車が郡山総合車両センター会津若松派出所に転属となり只見線専属に近い形で運用されています。

この列車に乗車して西若松駅へ向かい、折り返して会津鉄道からの列車に乗車して車内の写真を撮影しようと思っていたのですが、やって来たのはAT-700形でした。まさか1日でAIZUマウントエクスプレス車両全車に遭遇するとは思っていませんでした。正直一般形の車両に乗車したかったので微妙に残念です。


会津若松から郡山までは快速あいづ号を利用するのですが、この列車には指定席が連結されています。外観を見ると側面の一部にピンク色の帯が巻かれていて、会津若松方1両の連結面寄り半分が指定席区画となっています。


先頭貫通路にはしっかりとしたヘッドマークが掲出されています。なおヘッドマークのデザインは季節などに応じて随時変更を行うそうです。


暖房装置を内蔵した雑なデザインの仕切りに挟まれる形で指定席区画が設けられています。座席はリゾートしらかみ号など観光列車で見かけるようなタイプで、背面テーブルやドリンクホルダーに加えて肘掛け内蔵の小型テーブルも設けられています。コンセントはありませんが、プラス530円で着席保証が得られることを考えると十分にお得と言えます。


郡山で新幹線までの時間を潰していると、水郡線の車両に遭遇しました。キハE130系は前面形状がキハE120形にそっくりですが、3ドアになっていて水戸周辺での混雑緩和と遅延防止に貢献しています。

今回は東北エリアの個性的な車種の取材や、予期せずジパング号の惜別乗車など大満足の内容となりました。しばらく東日本エリアや近畿エリアに集中していたので、久しぶりに東海エリアや九州エリアにも訪問したいと考えています。GoToキャンペーンの早期再開にも期待したいですね。

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