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個性豊かな東北の鉄道を味わい尽くす周遊記1

東北新幹線が半額となる「お先にトクだ値スペシャル」を利用した遠征として計画していたのですが、普通車が完売で切符が手配できないという事態に陥ってしまいました。しかし今回はグリーン車やグランクラスも半額対象という事に気づきました。グリーン車には若干の空きがあったので、直ぐに予約して無事に往路の切符が確保出来ました。後に調べてみると普通車の正規料金よりグリーン車の半額料金の方が安かったです。普通車に1820円の追加投資でグリーン車を満喫できるので結果オーライと言えます。


東京駅からはやぶさ15号で仙台へ向かいます。下りはやぶさ号の中では珍しい仙台止まりのためか車内はかなり空いていました。車内は絨毯敷でゆったりした座席が並ぶ重厚な雰囲気は、普通車ではまず味わえません。


実際に座ってみると柔らかく包み込むような座り心地は極上です!更に電動式のレッグレストを動かすと、脚全体を持ち上げてくれて長時間の乗車でも実に快適です。このまま函館まで行きたくなるほど快適な座り心地で大満足でした。


はやぶさ号のグリーン車を満喫して終点の仙台駅のホームを歩いていると、足元に懐かしいデザインの乗車位置案内を見つけました。メインの運用であるこまち号から撤退後も少数がやまびこ号の増結車両として細々と活躍を続けていましたが、コロナ禍における乗客減で減車が実施されて定期運用から撤退しています。


仙台駅のコインロッカーに荷物を預けて市内の取材を開始します。仙台市営地下鉄の東西線の車両を撮影したのですが、手前のホームドアにピントが合ってしまう痛恨のミス…。次回訪問時の宿題ですね。


南北線車両は普通に撮影出来ました。それにしても両線ともに車両デザインが独特でこだわりを感じます。なお南北線車両は2024年度以降7年をかけて新型車両への置き換えが行われるそうです。記録はお早めに。


仙台市内での取材を終えてからは高速バスで山形へ一気に移動します。車内での運賃支払いに手間取るのが嫌だったので、事前に仙台駅前の案内所で2枚回数券を購入しておきました。仙台~山形間は仙山線より本数が圧倒的に多く便利な高速バスが有利となっています。


山形を訪問した理由の一つが左沢線のキハ101形を撮影する事です。キハ100系列の中でも車体長が17mと短くて、乗車時間が短い事や朝夕の混雑を考慮してオールロングシート・トイレ無しという特徴があります。両運転台車ですが実際は2両単位で運用されているようで、乗車した列車は4両編成でした。側面行先表示機は全車フルカラーLEDに換装されていて、まだしばらくは活躍するようです。


そして山形を訪問した最大の理由は山形駅開業120周年の記念スタンプの押印です。設置期間が明記されていなかったので、早期訪問のために各種日程を調整して間に合いました。スタンプ台には同じデザインで大小2つのスタンプが設置されていました。スタンプ押印後は夕食を済ませて再び高速バスで仙台へ戻ります。


2日目は仙台~秋田を取材をこなしつつ日帰りで往復するタイトな行程です。最初の目的地である水沢江刺駅に向かうのですが、在来線だと着席保証が無い事や新幹線だと高額となる事から、一ノ関まで高速バスを利用する事としました。10名強の乗車率で定刻に一ノ関駅に到着しました。


一ノ関駅からは一区間だけ新幹線に乗車して水沢江刺駅を目指します。到着したはやぶさ103号から結構な降車客がいて驚きつつ無事に水沢江刺駅で駅スタンプを押印出来ました。若干欠けていますがE5系が大きく描かれた素晴らしいデザインです。この後は再び一ノ関に戻って本日のメインとなる列車に乗車します。

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