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近鉄全線3日間フリーきっぷで行く近鉄豪遊紀行2

2日目は近鉄の一般車から特急車までを存分に撮影すべく、大和朝倉駅・賢島駅・近鉄奈良駅で張り込みをします。途中の大和高田駅ではパタパタ(ソラリー式)の発車標が現役でした。動作を見てると珍しい行先などが出てきてワクワクしますよね。


大和朝倉駅で一般車を3車種ほど撮影して名張駅にやって来ました。偶然ホームに電気検測車が入線したので思わず撮影。左上の種別表示機には回送と表示されていますが、他に試運転や検測中なども表示できるそうです。事業用車両ですが妙な所で律儀ですね。


近鉄最南端の賢島駅にやって来ました。頭端式のホームには各方面から次々と特急車がやって来ます。伊勢志摩ライナーは塗色の異なる編成が並びました。車内を一通り見学したのですが、妻面の一部装飾以外はほとんど差異はありませんでした。


伊勢志摩ライナーには2+2配列のレギュラー席や1+2配列のデラックス席の他に、ボックス形態のサロン・ツイン席が設定されています。照明が枕木方向に配置されている点も特徴的ですが、荷棚の代わりにボックス席の背中合わせの部分に荷物置き場が設けられています。限られたスペースを有効利用していますね。


近鉄特急のフラッグシップである「しまかぜ」も停車していました。6枚のガラスを用いた前面形状を含めてあらゆる部分が鉄道車両の枠を超えるような特徴的な仕様です。なお前面中央は上に持ち上げると非常口として機能するとの事。


現代の鉄道車両では貴重となった飲食物を提供するスペースが設けられています。カフェ車両という名称ですが、提供メニューを見ると食堂車と呼んで差し支えないレベルで豊富な品揃えです。カフェ車両は2階建てで山側は通路となっています。


続いて入線して来たのは2階建て車両を連結したビスタEXです。近鉄特急の中では古参の部類に入りますが、リニューアルによって行先表示機のLED化や喫煙スペース設置が施されています。


4両編成のうち中間2両が2階建て車両となっています。1-2号車間と3-4号車間は平屋建て車側に階段を設けて通路が繋がっています。また2-3号車間は2階部分の高さで通路が繋がっています。従って1階部分から隣接車両へは移動できません。


2階建て車両は中央部に出入口が設けられていて、車内に入ると吹き抜けのおかげで開放感があります。吹き抜けを中心に左右上下に客室が分かれています。2階席は一般的な座席ですが、高さに制約がある関係で荷棚はかなり小さいです。機内持ち込みサイズのスーツケースも厳しいので、荷物が大きい場合は平屋建ての車両を予約するのがお勧めです。


1階はサロン風のグループ専用席となっています。先述したように隣接車両への通路が通っていないので、他の乗客が来ることは無くプライベート感があり落ち着いて旅が楽しめます。最大定員は5名となっていて、3名以上の場合に限り予約可能です。

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