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バースデイきっぷで行く特急グリーン車で四国豪遊紀行4

松山から特急しおかぜ号で伊予西条にやって来ました。目的は駅前にある四国鉄道文化館の訪問です。予定より一本早い列車に乗車したので(←ここ重要)2時間かけてゆっくり見学出来ます。文化館は線路を挟んで北館と南館に分かれていて、まずは北館を見学します。


館内に入ると0系新幹線とDF50が出迎えてくれます。新幹線の通っていない四国に新幹線が展示されている理由は、新幹線生みの親と言われる第4代国鉄総裁である十河信二氏の故郷であることに由来するそうです。


こちらはディーゼル機関車DF50形の1号機です。気動車やDD51形のような液体式と違って、DF50形は電気式を採用しています。DD51形登場までのつなぎ役的な存在ではありましたが、動力近代化に貢献した車両です。ちなみに現在でもJR四国の車籍を有する動態保存車両だそうです。


言わずと知れた東海道新幹線の初代車両である0系新幹線です。展示されている「21-141」は総走行距離1020万kmで地球255周分に相当するそうです。残念ながら車体は半分にカットされた状態で保存されています。


カットボディながら車内の雰囲気は現役当時を色濃く残されています。初期の車両なので窓が大きいのが特徴です。国鉄車両の車内のニオイってなんか良いですよね。


座席のリクライニング方法は独特で、座面が前にスライドして背ずりが傾くという仕組みになっています。ただでさえ狭い足元が更に狭くなるので、ちょっと使いにくいですね。背ずりが倒れるわけでは無いので後席の人に全く迷惑がかからないというメリットもありますが。


運転室は床面からかなり高い位置にあります。床面から1mくらいでしょうか?よじ登るという表現が近い状態で運転台に上ります。


前方視界の確保を優先した運転席からの視点はかなり高いです。新幹線の運転は減速より加速が優先されるので、マスコンとブレーキの位置が電車とは逆になっています。


館内の壁面には各種サボが展示されています。行先サボは伊予西条周辺の行先が書かれています。列車愛称幕は文字のみのシンプルなものから、鮮やかな絵入りの幕など様々な種類が存在します。


館内には記念スタンプも設置されていました。0系新幹線とDF50形が描かれています。北館を見学した後は続いて南館を見学します。

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