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青春18きっぷで行く京都鉄道博物館訪問記3

こちらはマロネフ59形で、元々は皇族専用車として製造されたそうです。一等・二等合造車となっていて水色の帯が巻かれています。


二等寝台は開放A寝台のような雰囲気になっていました。寝台状態を見ることが出来なかったのは残念です。


こちらは一等寝台ですが、個室になっていて外からは通路しか見えませんでした。特別公開日に見学した人のブログを見ると北斗星のロイヤル個室に近い雰囲気だそうです。旧型客車の個室寝台、ぜひ実際に乗車してみたかったですね。


こちらはスシ28形301号車です。元々は三等食堂合造車のスハシ38形でしたが、当時の交通科学館保存の際に食堂として利用すべく三等客室部分を食堂に拡張する改造が行われました。そのためどこまでが原形なのか分かりません。また車号は架空のものが付番されています。ここまで来ると保存する意味が薄れると思うのですが、外観は弄ってないと思うのでとりあえず保存しているのでしょうか?


一応車内の写真を撮りましたが、殺風景な雰囲気の車内にテーブルと椅子が置かれているだけでした。いっそフリースペースにでもした方が良かったかもしれません。


国鉄通勤型電車の決定版103系のトップナンバー!なのですが、戸袋窓が塞がれて雰囲気が大きく変わってしまっています。一度塞いだ窓を再び空けて復元するのは難しかったのでしょうか。前面窓も金属製の窓枠になって違和感が非常に強いです。


こちらは車内にも入れます。やはり雰囲気が変わってしまい違和感を覚えます。原形の雰囲気が色濃く残っていたのは運転台くらいでした。


最後にDD54形ディーゼル機関車です。数々の事故・故障に見舞われて早期廃車された迷機関車として一部では有名です。見た目は格好良いんですけどね。何気にお召列車けん引の実績があったりします。


新築された本館に入ると右側に蒸気機関車のお出迎えです。こちらは230形蒸気機関車で、現存する最古の国産蒸気機関車だそうです。イギリス製蒸気機関車の設計を元に製造されたとの事で、金の縁取りや丸い前面窓など後の国産機関車とは雰囲気が大きく異なります。なかなかオシャレですよね。


館内中央には西日本を代表する有名な車両が展示されています。吹き抜けになっていて明るく開放感があります。


まずは左側の500系新幹線です。当時の世界最速である300キロ運転を実現した画期的な車両ですが、その為に居住性など犠牲にした部分が多く僅か9編成の製造に留まりました。従来の新幹線から大きくかけ離れた独特の外観が特徴で、見た目だけで言えばファンはかなり多いと思われます。


空気抵抗を極限まで減らすべく設計された車体は円筒形をしています。連結面からだと車体形状の特徴がよく分かりますね。そのため車内空間が狭く居住性はいまいちでした。現在は8両編成に短縮してこだま号に充当されて余生を過ごしています。

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