初めての東京モーターショー訪問記4
いすゞのお隣は日野ブースでした。ETS2をプレイしている自分としてはトラックが特に気になる所です。日野のトラックと言うと「ヒノノニトン」のCMが印象的ですね。
こちらはハイブリッド技術を大型トラックに取り入れた日野プロフィアハイブリッドです。荷室は電動冷凍システムで、エンジンに依存している冷凍機の運転が改善されて排気ガスの低減に繋がっているようです。車体が真っ白なのは面白みがないなぁ。周りの他社は結構派手な塗装の車もあったので気になった次第。
キャブ上や床下をすっぽり包み込むようにカバーが取り付けられていて、空気抵抗削減に寄与しているそうです。カバーに設けられた空気取り込み口?がオシャレですね。
普段はなかなか見られない大型トラックの運転席です。長時間・長距離の運転に備えてとても座り心地の良い椅子が設けられています。座ってみるとちょっと偉くなった気分( ̄ー ̄)
運転席後方には仮眠用のベッドが設けられています。さすがに幅が狭いですね。車幅が広く横方向にゆとりがあるので、助手席の横に補助席があるので3人乗れます。日本のトラックで2人以上乗る機会があるのかは分かりませんが。
さすがに運転席からの眺めは良いですね。いつか実際に運転してみたいものです。他社のトラックでも運転席の見学が出来ましたが、どこも結構な混雑でした。夕方の18時以降でしたら比較的余裕があったので、気になる方は是非どうぞ。
日野ブースには燃料電池を使ったバスのコンセプトモデルが展示されていました。
ブルーリボンをモデルにしてるかと思ったら完全に新規デザインですね。前面や側面のLEDはフルカラーLEDを採用しているようですが、現在市販されているものよりも綺麗に見える気がします。ライトの部分が新型プリウスに似てる?
後面は都営バスでも運行された燃料電池実験車両に似ていますね。この展示ブースでは改札機を設置して事前収受式を模していました。BRTを想定しているのでしょうか?
このバスは後部に自転車を載せる台車を牽引していました。それなりの大きさですが3台しか載せる事が出来ません。連接車体と違ってけん引免許も必要でしょうし、一体何がしたいのか分からない代物でした…。
中扉はプラグドアになっていて、ドア上部に表示機が設けられています。バス停には扉位置を除いて柵が設けられている事も多いので、プラグドアは電車よりもバスのほうが向いてるかもしれませんね。車内体積の節約にもなるので都市部の路線バスは混雑緩和にも繋がるでしょう。ホームからの乗降を想定しているのか、スロープ版などは装備していないようでした。
客室内はつり革の代わりに手すりが各所に設けられています。天井が高くて開放感があるのは良いですね。個性的な座席も見ていきましょう。
見るからにひ弱な座席は座ってみると大変固いです。中途半端に体にフィットする感じが公園のベンチより座り心地の悪さを感じましたw
立ち席スペースの確保とベビーカーなどの搭載を考慮したのか、寄りかかりタイプの座席?が設置されていますが、これがまた酷い出来ヽ(#`Д´)ノ
寄り掛かるには下の部分が足に当たって、座るには座面が短すぎて空気椅子に近い姿勢を強制されるという糞仕様…。どうか実用化されない事を切に願います。
後部はU字型のシートと一人掛け席が設けられています。U字型の席の通路側にはコンセントが設けられていました。半分が後ろ向きに座る事になるわけですが、運行時の評価が気になります。
運転席はグラスコックピットになっています。近未来の車って大体こんな感じですよね。運転席には入れなかったので見やすいのかは分かりませんが、運転手の反応が気になります。見学待ちの列ができる人気でしたが、実用化には程遠いなという印象でした。
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