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初めての東京モーターショー訪問記3

そしていよいよ今回モーターショーで一番注目していた新型エルガとご対面です!


パッと見て気付くのは前面行先表示機の部分でしょうか?先代は丸みを帯びた頼りない感じでしたが、新型では平面に近づいたのか、表示部が見やすくなった気がします。表情も全高が8cm高くなったためかワンステ車に近い感じになりました。


後面は全体的に平面に近づいたのか、前面よりハッキリと変化を感じます。


今までは床下から引き出すか、別付けの収納箱から取り出して使用していた車イス用スロープは今回から反転式となりました。


先述したように全高8cmアップの恩恵で車内も広くなりました。車内での大きな変化としては、まず前扉横の座席の廃止です。通称オタ席とも呼ばれていますが、段差を上った上にあるので老人子供には使い難い席となっていました。そこで思い切って廃止にした上で燃料タンクを移設。従来燃料タンクのあった非公式側の床をフラットに出来ました。


囲むように手すりが設けられて車内の移動が安全になりました。窓に向かって出っ張りがありますが、そこが給油口になります。高さが変わって屈んで給油する必要がなくなっています。


反対側の残された運転席背後の席は座席の後方に移設して足元を拡大しています。ちなみにこのバスに採用されている座席は天龍工業製で、上方に手すりが新設されて立ち上がりの際に掴みやすい形状をしています。座り心地は低反発シートのようで、短時間なら問題ない感じです。


オタ席が廃止された分を補うべく、車内の段差部の座席が二人掛けに変更されました。ノンステップ部に座席が増えたのは大きな改善点です。


今までのノンステップ車は車イスでも通れるように前扉を特殊な形状にして通路を確保していましたが、実際には中扉のみでの運用が主流となっていることから、思い切って前扉の開口部を縮小してワンステ車に近い形状になりました。
オタ席廃止はちょっと寂しいですが、その他は概ね全体的に進化していて驚く事が多かったです。これから様々な色を纏って、街で元気に走る姿を楽しみにしたいと思います。

東京モーターショーでは最新の車以外にも個性的な展示も数多くみられます。いすゞでは懐かしい車や日本では見られない車を見ることが出来ました。


こちらは昭和22年製の5トントラックをレストアしたものです。突き出たボンネットと大きな泥除けがレトロな雰囲気を感じさせますね。


今のトラックとは違って床下が随分空いてますが、ボンネットに詰め込まれているからでしょうか?方向指示器は手動ですね。実際に使っている様子を見たかったです。


いすゞと言えばトラックを思い浮かべる人が多いと思いますが、こちらはピックアップトラックです。タイで生産されているそうで、日本では見かけませんね。


ピックアップトラックと言えばアメリカか発展途上国という印象なのですが、なぜ日本では流行しないのでしょうか?結構格好いいんですけどね。

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