raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

真岡鐵道を満喫してきた2

貨車群が展示されている線路の横には保守用車たちが休んでいました。柵の向こうなので営業線だと思うのですが、保存車両も一緒に連結した状態でした。


こちらのDE10形は現役機の部品取りを兼ねているそうです。真岡鉄道にやって来てから塗装を独自塗色に変更しています。色褪せていますが、SLもおか号の客車と同じ塗色です。


その後ろには国鉄真岡線時代に活躍していたキハ20形が展示されています。こちらも色褪せが酷いです。再整備の上で車内も公開してくれると嬉しいのですが。


さらに営業線の向こう側には朽ちた貨車群が並んでいました。中央の車掌車に至っては骨組みを残して屋根が抜け落ちているように見えます。保存の意思が無いのならば解体したほうが景観が良いかと。


その隣にはDE10形とキハ20形も連なっていました。こちらは部品取り用でしょうか?


SLキューロク館からまっすぐに伸びる線路上には車掌車が停車していました。動態保存されている9600形でこの車掌車をけん引する乗車体験を行っています。動態保存の車掌車に乗車できる貴重な機会ですが、後の行程の関係で乗車は叶いませんでした。


真岡から再び気動車で益子へ向かいます。モオカ14形は9両在籍していますが、初期の2両のみセミクロスシートとなっています。すれ違うことはあったのですが、乗車する事は出来ませんでした。


益子駅でしばらく待つと本日のメインであるSLもおか号が入線してきました。本来は2分停車なのですが、定刻より7分ほど遅れていたので外観を1枚撮影してすぐ乗車しました。


真岡駅では9分停車するのですが、記念撮影する輩が多すぎてまともに外観を撮影出来ません。機関車には期間限定でナンバープレートが赤色のものを装着していました。機関車の製造から88年を記念したものだそうで、人間の米寿の祝いを模したイベントのようです。


客車の車内はクリスマス仕様の装飾が施されていました。デッキ付近がロングシートで、それ以外はボックス席となっているThe国鉄型といった雰囲気の内装です。現存する50系客車の中でも限りなく原型に近い姿を残す希少な車両です。


外観は茶色に赤帯を巻いた旧型客車風となっています。側面のサボと併せていい雰囲気です。


復路の下館行きではオハが最後尾となります。もちろん貫通扉は施錠されていますが、このようなシンプルな後部を拝めるのも貴重と言えます。終点の下館でも記念撮影が大人気なので、外観を撮影したい方は始発の茂木または2分停車の益子がおすすめです。

国内唯一の動態保存機であるC12形や原形を留める50系客車など貴重な要素が多いSLもおか号は大変魅力的な列車です。またSLキューロク館も見どころが多いので飽きる事はないでしょう。関東でしたら日帰りで訪問可能なので是非訪れてみては如何でしょうか。

←【その1】へ


<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP