raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

真岡鐵道を満喫してきた1

関東で運行されている蒸気機関車の中でも唯一乗れていなかった真岡鐵道を訪問して来ました。国内唯一の動態保存機であるC12-66を満喫出来ました。魅力的な施設「SLキューロク館」も訪問しています。

個人的には久しぶりの18きっぷ利用で真岡鐵道の始発駅である下館駅にやって来ました。構内の側線にはDE10形がエンジンを停止して停車していました。


おそらく復路でやって来たSLもおか号の最後尾に連結して真岡へ回送するためと思われます。それにしても検査明け間もないのか非常に綺麗な姿でした。JRグループでは数を減らしているので、特に原色は貴重な姿となりつつあります。


到着した列車に乗車して真岡駅にやって来ました。駅に隣接する敷地にSLキューロク館が設けられています。館名の由来となった9600形蒸気機関車などが展示されています。駅舎と同じく蒸気機関車を模したデザインとなっています。


館内に入って出迎えてくれたのはスハフ44です。かつては東京の船の科学館に係留展示されていた青函連絡船・羊蹄丸の船内に保存されていました。羊蹄丸の解体に際して真岡鐵道が落札して搬入したものです。当時と違って現在は車内にも入る事が出来ます。


訪問当時はクリスマスに近かったので車内は盛大に装飾されていました。長らく屋内で保存されていたためか状態は非常に良好で、動態保存でないのが勿体ないくらいです。


ボックス席はシートピッチがかなり狭いです。全体的に木材を用いつつ要所要所で金属も併用している様子が伺えます。JNRロゴの入った灰皿もそのままです。


そしてSLキューロク館の主である9600形蒸気機関車です。現在は圧縮空気で動作する仕様に改修されていて、特定日に乗客を乗せた車掌車を連結してけん引する展示運転を行っています。建物の構造上、限られた角度でしか撮影出来ませんでした。


後ろから見た様子はこちら。展示運転時以外は機関室の見学も可能となっています。なお同機は運転台が右側に移設された珍しい個体です。これは青函連絡船函館桟橋での入れ替え作業に従事していた時代に、桟橋全体が右にカーブしていたので視界確保を目的としたものだそうです。


屋外の屋根に覆われた場所にはD51-146が展示されていました。前照灯に補助灯が付いています。9600形と同じく圧縮空気で動く仕様となっていて、機関室に乗車して汽笛を鳴らせる助士席乗車体験を不定期に開催しています。


D51の後方には貨車たちが並んで展示されています。こちらはワフ15形緩急車で、有蓋車と車掌車を合わせたような車両です。


ワ11形有蓋車は地方私鉄向けにローコストで製造するために枠組み以外は木造となっています。側面の表記にも書かれているように新潟の蒲原鉄道で活躍していました。


こちらはト1形無蓋車で、車体表記を見るとうっすら一畑電鉄と書かれています。日本各地から様々な車両が集まって展示されていますね。


ヨ8000形は2両保存されています。こちらは静態保存されている方ですが、かなり綺麗な状態です。

【その2】へ→


<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP