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東武博物館訪問記2

ジオラマ内の模型電車を動かすことの出来るコーナーも設けられています。訪問日は平日であったので閑散としていました。ジオラマを挟んだ反対側にも同じように運転台が設けられています。


実車からの廃車発生品を使用したのかとてもリアルな運転台です。上部のモニタには模型に装着されているカメラからの映像が映し出されています。


かつて東武鉄道では貨物輸送も行っていて、無蓋車のトキ1形は222両も製造されました。この車両は残念ながら廃車後に車体を1/3に短縮されて雰囲気が大きく変わってしまいました。


こちらは博物館で唯一保存されているバスで、運転席下部にエンジンを配置したキャブオーバーバスと呼ばれるタイプです。運転席前方にエンジンが存在したボンネットバスより客室面積を広く取れる事が特徴です。


車内は3方向ロングシートで構成されていて、意外と収容力はあるように感じます。後部はボンネットバスのように丸みを帯びた形状となっています。


前方は右側が運転席で、左側には座席が設けられています。駆動装置を完全に床下に収める事は難しかったようで、中央には大きな膨らみが存在します。


貨物列車けん引で活躍していたのがED5010形です。東武鉄道の標準型として単一形式で最多の14両が在籍していたそうです。なお東武鉄道では最盛期には43両の機関車が在籍していたとの事。


5700系は貫通型の他にも湘南顔に似た非貫通型が存在していました。正面の飾り帯の形状から「ネコひげ」との愛称で親しまれたそうです。後に貫通型に改造されましたが、博物館収蔵の際に非貫通型に復元されました。


車内は転換クロスシートが整然と並んでいます。天井には照明が二列設置されているのみで非常にシンプルです。通路上には気になるものが置かれていました。


満席時に使用した補助席との事ですが、乗客が座席を車内に持ち込んで奥から順に座って利用したのでしょうか?乗降に非常に手間取りそうですが実際の運用はどのように行っていたのでしょうか…。

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