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バースデイきっぷで行く特急グリーン車で四国豪遊紀行1

旅の始まりは新横浜駅から新幹線で岡山を目指します。広島止まりの新幹線ですが、新大阪からそこそこの乗車があったので、関西~岡山・広島の移動需要も多いのだと感じた次第です。


岡山駅で乗り換え時間の間に在来線ホームを散策していると真っ黄色の怪しい電車が登場!115系1000番台は先頭車化改造車で、増結を行わないことから非貫通構造が採用されたそうです。かの有名なサンパチ君ほどのインパクトはありませんが、JR西日本の「古い車両を末永く大切に使いましょう」精神はしっかり受け継がれているようです。


岡山駅からは快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡ります。中世の鎧の仮面のような前面形状をしたマリンライナーは、2階建て車の1階は普通指定席で2階はグリーン指定席になっています。今回は高松方先頭部に設けられた展望席を確保しました。


瀬戸大橋を渡っている時の様子がこちら。視点が低めですが前面展望を満喫出来ました。残念ながら濃い霧が発生していたので側面に見えるはずだった瀬戸内海の島々は全く見えませんでした。


そのまま高松へ行くのは面白くないので、途中の坂出駅で普通列車に乗り換えます。やって来たのはJR四国の魔改造車両7200系です。国鉄時代の車両にVVVF制御化改造を実施して車内も大幅リニューアルを施しています。

JR四国ではワンマン運転列車は少々変わった運用を行っています。7200系は2両固定編成ですが、進行方向後寄りの車両は回送車両として締め切り扱いにして、実質1両編成として客扱いを行います。まぁ1両でも足りる位の乗車率だったので問題は無いのですが。


高松駅で少々撮影タイムを楽しんだ後にうずしお号で徳島へ向かいます。やって来たのはJR四国の次世代を担う気動車特急車両2700系です。公衆無線LANや全席コンセントを装備しており、完成度の高い車両になっています。残念ながらうずしお号はグリーン車を連結していないので普通指定席の利用となりましたが、満席の車内で何故か自分の隣席だけ誰もやって来ませんでした。もしかしてバースデイきっぷ利用者は隣席ブロックをしてくれるのでしょうか?だとしたらかなり嬉しいですね。


徳島で軽く夕食を済ませて今度は剣山号で阿波池田へ向かいます。剣山で運用されているキハ185系は四国と九州で運用されている車両で、かつてはJR四国でのフラッグシップとして大活躍していたそうです。現在は一部がJR九州に売却されて、残された車両は剣山を中心に細々と活躍しています。列車は1両に5人ほどしか乗車しておらず非常に寂しい乗車率でした。なお終点の阿波池田到着時点では2人しかいませんでした。


阿波池田駅には秘境駅として有名な坪尻駅の駅スタンプが保管されていました。駅に停車するにはスイッチバックが必要という特殊な構造の駅になっています。


阿波池田駅からは南風号で高知に向かいます。バースデイきっぷを使用開始して初めてグリーン車に乗車したのですが、普通車との格の違いを思い知らされましたね。3列シートでゆったりと身体を預けて高知まではあっという間でした。


非常に快適だった2000系のグリーン席です。ひじ掛けもクッションになっていて、身体の全てを預けてゆったりと寛いでいると1時間超の乗車時間も全く苦になりません。ただ座席の回転機構が痛んでいるのか、座席が軽く左右に揺れるのはちょっと残念でしたが。

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