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横浜市電保存館に行ってきた3

乗客サービス改善と性能向上の研究を行い製造されたのが1500型です。防振ゴムを使用した台車や、電気・空気併用ブレーキなど数々の新システムの採用により「ちんちん電車の決定版」と言われたそうです。


前面形状は大型二枚窓で流線型になっています。白と灰色のツートンカラーは保存されている車両の中では唯一でした。横浜市電のカラーリングは結構種類があったようです。


1600型と同じく蛍光灯を採用していますが、本数が少ないのか若干暗めな印象を受けます。


運転席は大型の仕切り板で明確に区別されています。閉塞感を感じますが、夜間の運転ではこれくらいのサイズでないと客室の明かりを遮るのに不十分でしょう。時刻表・路線図・広告などが貼られています。


館内には保存車両の他に、横浜市内在住の鉄道模型コレクターである吉村栄氏の遺族より寄贈を受けた鉄道模型が展示されています。こちらは蒸気機関車が並んだコーナーです。小型・大型問わず様々な蒸気機関車が並んでします。


その中でも気になったのがこちら。C55形ですが、試験的に流線型に改造されています。非常に独特な形状で個人的には好きなデザインですが、空気抵抗改善の効果は無かったそうで後に普通の形に戻されています。


こちらは電気機関車やディーゼル機関車が並んでいます。個人的に一番好きなゾーンです。


その中でも気に入っているのがEF55形です。転車台で向きを変えないといけないなど運用面では難がある車両ですが、流線型の前頭部など造形は芸術品のようです。実車は現在鉄道博物館で保存されています。


電車が展示されているゾーンは一気にカラフルになりました。様々なデザインがありますね。


国鉄型通勤車の革命児である101系もあります。この飾り気のないシンプルなデザインがとても気に入っています。


こちらには私鉄の電車も展示されています。


青ガエルの愛称でお馴染み東急5000系です。流線型の形状が可愛らしいですね。

かつて横浜の街を走り回っていた市電車両や精巧な鉄道模型を間近で見学できる貴重な施設ですので、皆様も是非足を運んで頂ければと思います。

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