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横浜市電保存館に行ってきた1

ふと思い立って横浜にある市電保存館に行ってきました。子供の頃は何度も通っていた場所でしたが、リニューアル後の久しぶりの訪問で色々と変化していました。

館内に入って早速出迎えてくれるのは、かつて横浜の街を走り回っていた車両達です。


館内には様々なタイプの6両が保存展示されています。入口から近い順に紹介していきます。


はじめに館内唯一の単車である500型です。単車故に車体は小さくて可愛らしいです。塗装は製造当初を再現したものだそうです。青と白のツートンカラーに茶色い窓枠という塗り分けはとてもオシャレに感じます。


車内はアーチ状の天井や、天井から下がっている豪華な造りの照明が特徴的です。座席は背もたれが板張りになっていて、座ると背中が非常に痛いです。揺れが大きいであろう単車の車内でこの座席に座ると、さぞ体が痛くなることでしょう。


車内の至る所に細かい彫刻が施されていて、走る工芸品のようです。ニスで磨かれた光沢のある木目模様がレトロな雰囲気をより引き立てています。


運転席はパイプのみで仕切られた簡易な構造ですが、仕切り上部はオシャレな3連アーチ状のデザインで彫刻が施されています。右上にある手書きの禁煙表記のプレートがレトロ感を醸し出しています。


続いては横浜市電初のボギー車である1000型です。車体中央に大型の片開き戸を設けているのが特徴になります。車体塗装は現在の横浜市営バスでお馴染みのものになっています。


車内はとても長く、中ドア付近に車掌が乗務していたそうです。座席は背もたれにもクッションが設けられて座り心地が改善されています。木材がふんだんに使われていて温かみのある雰囲気です。


車体中央に設けられている大型の中ドアは、2分割の片開き式という点が特徴です。

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