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格安新幹線&バスで行く信越地方収集紀行4

真っ赤な車体に大きな翼で圧倒的存在感を放っているのは除雪用機関車のDD14です。雪を左右の翼でかき集めて高速回転する羽根車で一気に遠くへ吹き飛ばすという仕組みになっています。近年は簡便に扱う事の出来る除雪モーターカーの普及でこれら除雪車は引退となりました。


ロータリーヘッドを正面から見てみると迫力がありますね。この巨体で過酷な冬の鉄路を守り抜いていました。


公式サイトで一切言及されていないこちらは新幹線軌道確認車GA-100です。可愛らしい外観をしていますね。新幹線の始発列車の走行前に線路上を走行し、新幹線の走行に支障するものがないことを確認するための機械だそうです。


こちらは寒冷地や急勾配路線での運用を目的に製造された115系です。本州各地で活躍して113系と共に国鉄近郊型車両の代名詞とも言える存在です。各地で様々な塗装を纏って活躍してきましたが、こちらは新潟色と言われるものでファンからはキムワイプ色とも呼ばれていました。


新幹線での大量輸送を実現すべく開発されたのがオール2階建てのE4系です。8両編成を2本繋いだ16両編成での提供座席数は世界一の1634名となります。輸送力優先で設計されたので最高速度は240キロと遅めで、東北新幹線の高速化に併せて全編成が上越新幹線に転属となりました。今後北陸新幹線のE7系に置き換えとなり、2020年度までに全車廃車の予定となっています。オール2階建ての輸送力世界一の新幹線に乗りたい方はお早めにどうぞ。


更に資料館入口のそばには200系新幹線とC57蒸気機関車が展示されています。200系は東北・上越新幹線の初代車両で0系新幹線とよく似ていますが、雪が着雪しないように床下を完全に覆ったボディマウント構造の採用などで、雪国の走行に対応した構造になっています。なかには275キロ対応編成・長野新幹線乗り入れ対応編成・2階建て車組み込み編成など多彩なラインアップがありました。

C57-19号機は1938年に小郡に配置されて以降下関→門司港→鳥栖→秋田→酒田と各地を転々として最終的に新津で最期を迎えました。貴婦人と呼ばれる事もあるC57は全国各地で旅客用として活躍し、お召列車の牽引も担っていました。現在も2両が現役で活躍しています。


資料館を満喫して新津に戻ってきた頃には外は暗くなってきました。新潟行き列車を待っていると115系の快速新井行きが到着しました。こちらは弥彦色と呼ばれるものだそうで、快速幕が誇らしげですね。新潟支社管内では115系の置き換えが進んでいるので、見る事が出来て嬉しかったです。


新潟に着いてホテルに荷物を置いてから向かった先は万代バスセンター。ここにある立ち食いそば屋ではカレーライスが提供されているのですが、非常に美味しいと各種メディアでも話題になっています。実際に食べてみたのですが、家庭のカレーに近い雰囲気でドロッとしたカレールーがご飯に合って非常に美味しかったです。写真は大盛りなのですが、量が非常に多くてかなり苦しくなりました。味は抜群に美味しいので新潟を訪れる際には是非バスセンターのカレーを食べてみてはいかがでしょうか。


最終日の3日目は午前中に郵便局へ行って、その後はお昼の新幹線で早々に帰宅します。まずは新潟駅から磐越西線に乗って馬下駅に向かいます。新潟駅は現在高架化工事中ですが、地平ホームからの発車でした。前回の旅行でもお世話になったキハ110に乗ります。


馬下駅には停車しませんが、ばんえつ物語号が描かれた風景印をgetです。郵便局を後にして駅に歩く途中、地元の方から挨拶を受けたのですが焦ってほとんど声が出ませんでした…。コミュ障を拗らせるとここまで生活に影響が出てしまうのだなと実感した次第です。


帰りは途中の新津で乗り換えて新潟に戻って来ました。115系を駆逐して新潟支社の主になったE129系は新車だけにとても快適でした。塗装は従来の新潟色では無くオリジナルですね。ハムサンドを連想しましたが皆さんは如何ですか?
新潟からは上越新幹線で東京に帰ったのですが、えきねっとで50%オフの5180円で乗れる格安切符を手に入れたので利用しました。日中のたにがわ号削減でとき号の停車駅が多くなり速度が遅くなってしまいましたが、それでも2時間で東京に帰る事が出来ました。やはり新幹線は速いですねぇ。

今回は格安なきっぷを駆使して効率的に各地を回れたと思います。次回の旅行は今年中にもう一度行けるか微妙ですが、行きたい場所はまだ沢山あるので次回の旅行記も是非楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

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