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異色グルメに森林鉄道・のんびり中部周遊紀行1

名古屋や木曽・信州エリアを回る旅行の予定でしたが、直前になって訪問予定の施設が休館日であることが発覚して旅行出発前日に急遽予定を変更した慌ただしい旅行となりました。旅の始まりは田浦駅から。秋の乗り放題パスを利用するので、普通列車で大船経由で静岡を目指します。

静岡駅で昼食休憩を取ります。静岡駅のホーム上には立ち食いそば屋があるのですが、全国的にも珍しいメニューが提供されています。それが今回食べたチーズそばです。


かけそばの上にとろけるチーズをトッピングするという前代未聞なメニューですが、実際に食べてみるとピザやパスタのような味わいでなかなか美味しいのです。この立ち食いそば屋では他にも豚キムチそばやさくらえびそばなど独創的なメニューが多くラインナップされています。18きっぷでの旅行中に立ち寄ってみては如何でしょうか?

静岡で腹を満たして、続いては掛川駅で下車して天竜浜名湖鉄道に乗り換えます。1両編成のディーゼルカーに揺られて1時間で、目的地の天竜二俣駅に到着です。窓口で補充券を発券して頂いてから、天竜郵便局で風景印を頂きました。


風景印には少々見にくいですがトロッコ列車が描かれています。かつて天浜線にはトロッコ列車が運転されていましたが、老朽化のために引退してしまいました。


二俣本町から再び天浜線に乗って新所原へ移動します。新所原からは東海道線を乗り継いで本日の宿である名古屋に向かいました。相変わらず新快速は速いですね。

名古屋では近鉄や名鉄の駅を見学したのですが、駅が複雑で途中何度も迷いました。最後の名鉄バスセンターはもはや迷宮のように感じた次第です。最終的には地下街を通らずに駅を出て大通り沿いを歩けば簡単にたどり着けることを知ってガッカリしました。JRの駅とここまで離れているとは知りませんでした。ただ次回以降の旅行の計画を立てる上で参考になったのは救いです。


2日目は中央本線をひたすら北上して松本を目指します。名古屋駅に入線したのはセントラルライナーで活躍していた313系8000番台を使用した快速列車です。外観は313系そのものですが塗装が大きく異なっています。


その他の車両と違ってシートピッチが35mm拡大されたらしいのですが、違いはほとんど分かりませんでした。座席自体は共通のようです。ですが関東では味わえないクオリティの高い空間を料金不要で乗車出来るのは魅力的でした。

終点の中津川で乗り換えて上松駅に向かいます。やって来たのがJR東日本の211系だったのには驚きました。中津川まで乗り入れるんですね。上松からはバスに乗り換えて赤沢自然休養林を目指します。


バスに揺られる事30分で赤沢自然休養林に到着です。中型車とはいえバスが通るには過酷な道のりを難なく運転する運転手氏のハンドル捌きには感動すら覚えます。実際には20m車の大型観光バスが来ていたので更に驚きましたが。

昼食を済ませてから森林鉄道に乗車します。かつて伐採された木材の運搬などを行っていた軽便鉄道を観光客向けに運行しているものです。


思ってたよりしっかりした客車でした。座席は簡素ながら転換クロスシートになっていたのには驚きました。発車すると音声ガイドでこの森についての解説が流れます。ヒノキをはじめ5種類の木が生えていて、伊勢神宮の御神木もこの森から切り出されたそうです。


10分ほどで終点に到着。ここで機関車付け替えを行って来た道を戻ります。機回し作業を間近で観察できるのも嬉しいですね。機関車は森林鉄道復活にあたって新造されたもので、北陸重機工業製です。森林鉄道向け機関車として有名な酒井工作所製機関車の外観を忠実に再現したものだそうです。


機関車付け替えを終えて小休止中。ここで途中下車して遊歩道を歩いて帰るといったことも可能です。その場合は後続列車に乗ることは出来ないのでご注意を。ちなみにこのエリアは携帯電話の電波が届きません。


帰りは特に放送が無いので森林鉄道の車窓を動画撮影するのにちょうど良いかと。途中川を渡る場所もあります。線路に沿って遊歩道が整備されているので、ここを歩くのも楽しそうです。紅葉はまだこれからといった感じでしたが、森林鉄道を満喫出来て大満足でした。

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