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初めての東京モーターショー訪問記7

トヨタグループの「トヨタ自動車東日本」 ブースでは体の不自由な人に優しい車が展示されていました。


一見すると普通のシエンタですが、助手席を見てみると…


ご覧の通り車いすに乗ったままで固定・乗車する事が出来ます。今まで座席が車外に出て乗り換えやすくしたモデルは存在しましたが、乗換そのものが不要なタイプの乗用車は珍しいのではないでしょうか?車いすのままで移動可能な車としてはハイエースに電動リフトを装備した大掛かりなものがありますが、取扱いに専門知識が必要なことや車両コストの問題があります。こちらはその問題も解消しています。


車両の床面が低いので、折り畳みのスロープで簡単にアクセスできます。これなら特別な訓練無しで一般の人でも扱えますね。左端にもあるように担架の積載も可能です。


こちらは非常によく似ていますが、低い床面と広大な車内を生かしたアウトドア仕様になっています。


マウンテンバイクやクーラーケースなどを余裕で積み込める広さと、汚れても清掃しやすい床面を採用していてアウトドア用途に特化しています。

日産グループの日産車体ブースでは、新世代のタクシー「NV200タクシー」が展示されていました。


今までもジャンボタクシーとして一部で見られたワゴンタイプのタクシーですが、タクシー用途に特化した造りになっています。車両後部のトランクには大型スーツケースを立てたまま積み込む事が出来ます。特に荷物の多い訪日外国人などにも余裕で対応できますね。


ワゴンタイプの車体構造を生かして、高さのある入り口は屈むことなくスムーズに車内へ入れます。手前にある手すりや広々とした通路、背の高い座席は様々な世代・体格の乗客にも対応できますね。天井はパノラミックルーフになっていて眺めが良く、観光タクシーとしての利用に大きく貢献できるのではないでしょうか。


運転席周りにはタクシーとして必要な機器類が整然と配置されています。今後も増えると思われる訪日外国人や、様々な世代の乗客により快適な車内空間を提供できるNV200タクシーの今後の普及が期待されます。

国内外の車が展示される東京モーターショーですが、車にとって大事なナンバープレートの展示もありました。


こちらは過去に日本国内で使われていたタイプのナンバープレートです。昔は車の台数が少なかったので、このような単純な組み合わせのシンプルなものでも大丈夫だったのでしょう。外国のように細長いタイプもありますね。中央にある円形のエンブレムのようなものは皇室用のナンバープレートだそうです。


そして現在使われている主要なナンバープレート達です。大型車との大きさの違いがよく分かります。文字が光るタイプのプレートはあまり見かけませんね。元々は積雪地での使用を考慮に入れて開発されたものだそうです。


そして参考展示されていた諸外国のナンバープレート達です。アメリカは州によって全く異なるデザインですね。さすがに付番の基準は統一されていると思うのですが。シンガポールの細長いシンプルなナンバープレートは実用性を追求した姿と言えるでしょうか。


最後に今後登場するかもしれない図柄入りナンバープレートです。バイクなどだと既にご当地ナンバープレートがありますが、普通自動車でも実現するのかもしれません。視認性を確保したうえでのデザインは難しそうですが、ぜひ普及してほしいですね。

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