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18きっぷで行く岳南電車訪問記2

岳南江尾駅に到着しましたが、駅舎の周りに大きい建物が無くて真っ白で質素な駅舎がよく目立ちます。無人駅ですが駅舎左側の部分は乗務員氏の休憩所として使用しているみたいです。


駅舎の中に自転車が止められているので少し狭いです。かつて使われていたと思われる発車案内板が自販機の奥に見えます。全駅に設置されている自販機には電光掲示板が設置されていて、岳南電車の運行情報がスクロール表示されています。


かつてはこの駅でも貨物取り扱いがあったそうで、構内は側線などもあってとても広いです。現在でも使われているのはホームのある2線のみで、側線には架線がありません。島式ホームの手前には折返しの吉原行き、奥には7000形が留置されています。


岳南電車唯一の2両編成の7000形は平日ラッシュ時のみ運転の車両で「がくちゃん かぐや姫号」の愛称が付けられています。個人的にはこちらの緑の塗装の方が好みですね。

岳南江尾で折り返して次は比奈に向かいます。かつては岳南鉄道の貨物輸送の中心地でした。


比奈駅に着くとちょうど列車の交換がありました。日中はこの2列車が行ったり来たりしています。どちらの列車も異なるデザインのヘッドマークを掲げていました。


貨物輸送が行われていた時代は有人駅でしたが、現在は無人駅になっています。近隣の会社の社員寮が廃墟となっていたり寂しい雰囲気の駅周辺ですが、駅前には鉄道模型屋があって、家族で訪れている姿が見受けられました。できれば車じゃなくて電車で来てくれると嬉しいのですが。


駅構内には複数の側線が残されていて広々としています。かつてはワムやコキの長編成で賑わっていた事でしょう。貨物輸送末期には構内で機関車の乗車体験が行われていたそうです。この比奈駅構内では突放と言う作業が行われていました。作業風景を一度この目で見たかったです。機関車たちが行き交っていた構内も、今では時間が止まったように静けさに包まれています。


硬券を購入すべく訪れたのは吉原本町駅です。起点の吉原駅よりも街の中心部に近いので、利用客はそれなりに居るみたいでした。駅のすぐ近くに商店街もあります。とても小さな駅舎ですが、駅舎に併設して岳南電車ギャラリーが設けられています。内部では岳南電車の写真やかつての乗車券・鉄道用品などが展示されていました。


2両分のこじんまりとしたホームで、線路のすぐそばまで民家があるので雰囲気が江ノ電の駅に似ているかも知れません。一通り岳南電車を満喫してから吉原駅に戻ります。


吉原から乗った沼津行きはなんと特急形の373系でした。18きっぱーで車内は混雑していましたが、空席を見つけて快適に移動出来ました。沼津で乗り換えて一駅先の三島まで移動します。伊豆箱根鉄道の常備特急券を入手すべく三島で乗り換えます。三島駅の駅そばを頂いてからまずは大場駅で常備自由席特急券を無事に入手。続いて伊豆長岡へ移動しようと電車を待っていた所、


「あなたは、命と時間どちらが大切ですか。」大場駅からの切実なお願い。本当に直前横断は危険ですよ!


7000系にも乗る事が出来ました。先頭車は3ドア、中間車は2ドアという変わりものです。JR乗り入れ列車に充当されて熱海駅に顔を出したら面白いのですが。

一日で静岡県の地方私鉄を満喫して、硬券や常備券を収集して大満足の一日でした。次は大井川鉄道にも乗りに行きたいのですが、混雑していない時期っていつ頃なんでしょうか?SL急行や井川線に是非乗ってみたいです。

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