リニア鉄道館訪問記4
続いて100系新幹線最大の目玉である2階建て車両です。X・G編成では2両、V編成では4両連結していました。
横に並んでみるとあまりの大きさに圧倒されますね。2階が食堂で、1階は厨房・通路になります。
食堂の入口の階段部分です。在来線では考えられないくらい贅沢な空間の使い方でゆとりを感じます。階段を登り切った先の壁には…
東海道・山陽本線を代表する列車たちが描かれています。その横には当時のメニュー表が設けられています。
見てみると当時の物価によりますが、そこまで高価には感じませんね。ぜひ現役当時に利用してみたかったです。富士山などの車窓を眺めながらの食事はさぞ快適だった事でしょう。
2階席からの景色は抜群です。空間にゆとりがあって快適に感じるのは新幹線ならではですね。この食堂車目当てに新大阪~京都間だけ新幹線に乗った人も少なくなかったそうです。
1階は通路になっています。この通路の途中には厨房と直結した売店があります。
続いてリニア鉄道館で最も人気を集めているであろう、日本の新幹線の礎を築いた0系新幹線です。
優しい風貌とは裏腹に、地面を走る航空機などと称される事もあり、戦後日本の高度経済成長を象徴する存在として広く注目を集めました。新幹線を象徴するデザインとして案内看板などのピクトグラムとして描かれる事も多くありました。
>車内は2+3配列の転換クロスシートです。現代ではクレームが来そうな装備ですが当時はこれでも十分だったのでしょうね。パイプ式の網棚も新幹線車両としては新鮮に映ります。
>中央部にも肘掛けが設けられていてちょっと窮屈な印象を受けます。通路側のひじ掛けに内臓テーブルと、窓側に固定テーブルが設けられています。横引き式のカーテンも鉄道車両としては珍しく感じます。
>初期の車両にはなんと非常口が設けられていました。まだ高速鉄道としての仕様に試行錯誤していた時代ならではと言ったところでしょうか?車体の腐食防止で後に埋められたそうです。
>従来の鉄道とは一線を画した夢の超特急として注目を集めた新幹線ですが、こういった部分には国鉄らしさを感じますね。
>デッキには冷水器も置かれていました。夜行列車などで設置されていたものより大型で床置き式になっています。晩年には撤去されました。
>洗面台は国鉄客車でお馴染みの形をしています。斬新さよりも信頼性を優先した結果でしょうか?
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