6000系
線内の普通列車から阪神直通列車まで幅広く用いられる汎用性の高い車両が6000系です。5000系のデザインやカラーリングを踏襲しつつ、凹凸の少ない滑らかな車体側面が進化を感じさせます。3両と4両が存在して、阪神直通列車に充当の際には3+3の6両を組成します。
車内は明るく都会的な印象を受けます。袖仕切りは東京メトロでよく見るような形状です。
座席は近年の車両としては珍しくバケットタイプではありません。握り棒が設けられていておそらく4+4人掛けだと思われます。
車端部には優先席とフリースペースが設けられています。左側は3+2人掛け、右側は2人掛けの座席です。フリースペースにある非常通報機がやたら大きな箱型となっています。妻窓もあるので開放感があります。
一般部の座席間は握り棒で仕切られているのに対して、優先席は小型の袖仕切りで仕切られています。どちらが良いかは好みもあるでしょうが、個人的には立客に優しい握り棒のほうがベターな気もします。もちろん両方装備なら言う事ありませんが。
特徴的なのは運転室の形状です。運転席側だけ客室に出っ張る形状をしていて、座席は助士側のみ設けられています。