9200形
岡電初の超低床電車として導入されたのが9200形で、MOMOという愛称が与えられています。
新潟鐵工所の車体に輸入品の電装品などとの組み合わせで製造されました。水戸岡氏のデザインとしては外観はおとなしめです。パンタグラフは岡電名物の石津式ではなくシングルアーム式となっています。
車内は窓が大きく開放感があり、木製の座席やフローリングの床面で温かみを感じさせます。座席の木材は車両によって異なり、東山寄りはこげ茶色のウォールナット材、岡山寄りは明るい茶色のシルキーオーク材となっています。
座席はボックス席を基本としていて、シートピッチは結構狭いです。またクッションは無いので座り心地はかなり硬いです。一部の座席にはクッションが張られているので、苦情を反映したのかもしれません。
中央寄りの入口正面はロングシートとなっています。こちらにはクッションが張られていますね。連接部には赤い丸い柱のようなものが設置されていますが、「おかやま県民文化祭」期間中に設置されていたポストです。このポストに投函された郵便物は風景印を押印してくれたそうです。