1000系

1000系は1～6次車まで細かく分類されていて、5次車まではステンレス車体に塗装を施している希少な存在です。先頭部を側面から見ると曲線を描いた形状で意外と凝っています。ハイグレードな次世代汎用通勤車としての力の入れようが伝わってきます。

車内は基本的にロングシートで構成されています。内装はリニューアルが行われて色合いが変わりました。袖仕切りが小型なのは関西ではもはや定番ですね。フリースペースが車端部ではなく車内中央寄りに設けられている点が特徴的です。

見にくいですが座席はバケットシートで一般部は7人掛け、フリースペース横は4人掛けとなっています。握り棒は取り付けられていません。フリースペースにありがちな非常通報機は設置されていません。

車端部はボックス席となっています。ロングシート車端部クロスシートという構成は全国的にも珍しいと感じます。ボックス席背面には腰当てが設けられていて立客にも配慮されています。

ボックス席はシートピッチはあまり広くありませんが、6次車のみ若干拡大されているそうです。空港急行充当時には詰め込みが効かず厄介な存在になってしまうかもしれません。