23000系 伊勢志摩ライナー
志摩スペイン村の開業に合わせて製造されたのが23000系で、伊勢志摩ライナーという愛称が付けられています。外観はアーバンライナーに近い雰囲気の流線形となっています。
6両編成のうち4両はレギュラーカーとなっています。落ち着いた雰囲気の内装に鮮やかな青系の座席が目立ちます。窓が大きいので開放感があります。
座席はフットレストが設けられているものの、テーブルは背面ではなく肘掛け内蔵テーブルのみで、サイズは小さく使い勝手は微妙です。前席背面下部にコンセントが1口設けられています。
5号車はサロンカーでグループ利用に適した仕様となっています。4人ボックスはサロン席、2人ボックスはツイン席と名付けられています。なおサロン席は3人以上、ツイン席は2人での利用が条件となっています。
シートピッチは十分取られていてゆったり利用できます。大型テーブルに加えてコンセントも設けられています。サロンカーの窓のカーテンは窓下に設けられているスイッチによる電動カーテンとなっています。
サロン席も大型のテーブルが設けられていて、グループでの飲食にも余裕で対応できます。
荷棚が無い代わりにそれぞれの区画の背中合わせの部分が荷物置き場になっています。3段に仕切られているのでスーツケースの収納はちょっと厳しいかもしれません。
6号車はデラックスカーで2+1配列で座席が並んでいます。全体的に落ち着いた上品な雰囲気です。
ゆとりある座席幅でフットレストも設けられていますが、テーブルは肘掛け内蔵のみでサイズも小さいです。なおコンセントは全席分が用意されています。
運転室背後のデッキ部分には展望スペースが設けられていて、抜群の眺望を楽しむ事ができます。
全6編成が在籍していますが、奇数編成は上半分が赤色で偶数編成が黄色となっています。内装は壁面の装飾品が異なる程度で全体的な雰囲気は同一です。