6000形

従来車の置き換え用として26年ぶりに投入された新型車両が6000形です。従来車3車種に加えて北神急行からの譲渡車も含めて全車両が本形式に置き換えの対象となっています。ホームドアとの連携や将来的なワンマン運転にも対応しているとの事です。

外観は一般公募で選ばれたデザインが採用されています。切妻のような垂直な前面ですが、角は丸みを帯びた形状で安っぽさは感じさせません。カラーリングは従来の緑色から青緑色に変化しています。

内装は全体的に温かみを感じさせるもので、特徴的なのは座席の袖仕切りです。2つの四角い穴が開いたようなデザインですが、本当にただ穴が開いているだけで仕切りとしては今一つな印象を受けます。袖仕切りのサイズ自体が小さめな点も残念です。

座席は3+3+3に仕切られた9人掛けで、握り棒と小型の仕切りが設けられています。濃い緑色のモケットでバケットタイプの座席は座り心地良好です。窓のカーテンはフリーストップ式と何気に贅沢仕様です。

車端部には優先席とフリースペースが設けられています。フリースペースのステッカーは貼付されていますが、車いすのステッカーが貼付されていないのは珍しいように感じます。妻面は焦げ茶色で妻窓も設けられています。

優先席は淡い緑色のモケットとなっています。4人掛けで握り棒で区分はされていません。一般席部分でもそうですが、ドア横に十分なスペースが確保されている点は嬉しいですね。