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117系

京阪神地区での新快速運用に対応するべく開発されたのが117系です。最高速度引き上げに対応できず、新快速運用から撤退後はJR西日本管内の各地へ転属されて活躍を続けていました。しかし2ドア車故に詰め込みが効かず、老朽化もあって2023年7月で完全撤退しました。


国鉄時代に設計されたとは思えない斬新なデザインですね。前面中央に設けられた大型の種別表示機が目立ちます。ちなみに踊り子号などで活躍していた185系はこの117系を基本に設計されたそうです。


京都~大阪間を競合する京阪や阪急に対抗すべく転換クロスシートで構成されていたのですが、転属先での遅延防止策としてドア付近の座席3列が撤去されてロングシートが設けられて300番台化されました。ロングシート区画にはつり革も設置されています。


ロングシートは国鉄標準と言った座り心地で、3+3人掛けとなっています。


転換クロスシートは窓側にも肘掛けが設けられています。当時は豪華な設備だったのでしょうが、さすがに経年劣化で痛みが進行していました。113系とは違って体質改善工事は実施されませんでした。


車端部も転換クロスシートで、妻面は濃い木目調となっています。ドア付近や一部座席付近につり革が設置されていますが、登場当時はつり革は一切無かったようです。


3列のうち転換するのは中央の1列のみです。貫通路付近を見ると妻面の機器室がかなり分厚い事が分かります。この機器室が無ければ妻面寄りの1列も転換出来たのでしょうね。


編成中1か所にトイレが設置されています。トイレ周りの内装材が妻面と同じなので、妻面と擬態しているようで存在が分かりにくいです。


トイレが設置されている側は座席が1列減って普通のボックス席となっています。

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