113系 体質改善車
JR西日本の113系の一部車両には体質改善工事と呼ばれるリニューアルが実施されています。外観からは想像もつかないような内装の大変身が特徴です。
車内は国鉄型車両に223系仕様の座席を設置するまさかの方法で接客設備の向上が図られています。座席だけ時代が異なっていて違和感が半端ないです。
転換クロスシートは確かに素晴らしいのですが、ドア横の2人掛けロングシートの消滅はちょっと残念です。改造による設置なので中央列は窓枠に思いきり視界を遮られます。
車端部のセミクロスシートも座席が交換されています。ロングシートが無くなって着席定員が減少しています。223系などのような補助席は設けられていません。
シートピッチは広くはありません。荷棚は妙に短いものが偏った位置に設置されていますが、側面行先表示機の点検蓋と干渉する位置に荷棚の支持金具を設置できなかったためと思われます。
この編成でロングシートが設置されている数少ない場所がトイレ横です。向かいにはフリースペースが設けられていますが、トイレは車いす非対応です。