289系

北陸方面で特急しらさぎ号で運用されていた683系2000番台を直流専用に改造して生まれたのが289系です。外観では窓下の帯色が変更されています。

非貫通先頭車は半室グリーン車に改造されました。1+2列に配置された大型の座席はグリーン車としての堂々とした風格を感じさせます。グリーン席は5列確保されています。

座席は大型でゆったりと寛げそうです。前方にはフットレストを備えていて、テーブルは肘掛け内蔵となっています。

半室の普通車も5列確保されていますが、仕切り扉の位置関係から端部は1人掛けとなっています。中心から少しずれた仕切り扉がグリーン車時代の名残となります。

元グリーン車を半室だけ普通車に改造したので、窓割に不一致が生じています。ただ眺望に難があるのはこの1列分のみで他は特に問題ありませんでした。改造の割には意外と優秀です。

かつて喫煙室？だった区画は大型荷物置き場に改造されています。それにしても適当な仕事…。

普通車は車両によってモケットの色が異なります。北陸特急時代とほとんど雰囲気が変わっていません。

この日は基本の4両編成に加えて3両編成が増結されていたのですが、増結編成はくろしお塗装でした。検査の都合などでしょうか？