281系

関西空港アクセス列車である特急「はるか」専用車両として製造されたのが281系です。当初は5両編成でしたが、好調な乗車率により1両増結と共に3両編成の付属編成も登場しました。なお2019年以降にハローキティのラッピングが施された編成が登場し、後に全編成へ拡大されています。

車体は前面だけでなく側面にもラッピングが施されています。訪日観光客が多く利用する列車なので、大型の荷物に対応するためかドアは一般的な特急列車よりも広めの設計となっています。

一部車両のデッキにはフリースペースが設けられています。元々は全席禁煙に伴って設置されていた喫煙ルームです。こんな開放感抜群な喫煙ルームで分煙は成立していたのでしょうか？

各車デッキ部には大型荷物置き場が設けられています。客室の外なので盗難が気になる所です。こちらはグリーン車なので通路に合わせて右に寄っています。

グリーン車は2+1列の配置で、座席は非常に大型のものとなっています。関東では3列シートの特急列車も随分と減ってきたので関西が羨ましく感じます。「はるか」は長距離列車ではないものの贅沢な仕様です。

座席背面にはフットレストが設けられていて、テーブルは肘掛け内蔵のものが用意されています。ヘッドカバーや窓枠付近もハローキティ仕様となっています。

対して普通車は2+2列の配置で、至って普通の特急車両といった雰囲気です。

比較的短距離な列車という事もあってかテーブルは設けられていません。一応肘掛けに折り畳みテーブルのようなものが設けられていますが、飲み物とスマホを置いて限界な感じの厳しいサイズです。