223系2500番台・0番台

阪和線で運用される223系のうち0番台の増結用に製造されたのが2500番台です。そのため編成全車が2500番台で組成している編成は少数派で、0番台と混結している編成が大半です。今回は中間に1両のみ0番台が組み込まれた編成を取材しました。

混雑を考慮してか東海道線系統とは異なり座席は2+1配列となっています。関空快速にも充当されるので大きな荷物を持ち込んでも安心です。

座席は端部を除いて転換クロスシートとなっています。座り心地は良好ですが、肘掛けは通路側のみで窓側にはありません。

車端部はボックス席となっています。座席背面がモケットで覆われている点が特徴です。

シートピッチは狭くて快適とは言えません。側窓は大きめですが、戸袋窓は無いので席によっては眺望がよくありません。

今回取材した編成には1両のみ0番台の車両が混結されていました。様々な部分に差異が見られます。

0番台には戸袋窓が設けられています。また窓下に小さなテーブルも設けられている点が特徴です。非常はしごの設置スペースは後付けのようです。

妻面は2500番台とはカラーリングが異なります。座席背面は腰当てより上の部分のみモケットで覆われている事や、座席上部の手すりの形状が異なるなど各所に差異が見られます。

車端部は戸袋窓のおかげで開放感があります。0番台の座席は座面が各席で独立している他に、窓側にも肘掛けが設けられています。