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221系

分割民営化で登場したJR西日本が最初に設計・製造したのが221系です。私鉄との競合の激しい東海道・山陽本線や大和路線に投入されました。窓が大きく明るい車内と高速走行性能を実現して、新快速をはじめとして大活躍しました。後継の223系の投入により新快速から普通運用などにシフトしました。後に225系に近い仕様に体質改善工事が行われました。


瀬戸大橋線で活躍していたクロ212形のデザインを基本に設計されたそうで、流線型の先頭形状は先代新快速車両の117系に近いものを感じます。非常に大きな前面窓の採用で眺望は抜群です。中央の非常口は地下区間の走行を考慮したものだそうです。


車内は体質改善工事で大きく雰囲気が変わっています。側面は戸袋窓も設けられていて車内は開放感があります。転換クロスシートの採用で長距離の移動でも快適です。ただし混雑緩和を目的にドア横の一部座席が撤去されて、代わりに補助席が設置されています。つり革や手すりがオレンジ色でちょっと鬱陶しいですね。


側面窓は117系に比較して天地寸法が大幅に拡大されました。かつては窓側にも肘掛けが設けられていたそうですが、体質改善工事の際に撤去されてしまいました。モケットは225系と同様のものになっています。


車端部のボックス席は223系以降と比べて戸袋窓があるおかげで開放感があります。補助席はないものの腰当てが設けられていて立客にも配慮されています。


ドア横の座席のみ窓側の肘掛けが残されています。窓側にはミニテーブルが設けられているのが特徴的です。足元空間の狭さは仕方ないですかね。


車端部のトイレは車いす対応の大型タイプに改造されました。また向かい側はフリースペースになっていて非常通報機も設置されています。

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