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521系3次車

金沢エリアの旧型車両置き換えを目的に製造されたのが521系ですが、3次車では前面デザインが225系と同様のものに変更されました。先頭部の転落防止幌がどうにも邪魔に感じるのですが、安全のためには仕方が無いのかもしれません。


車内には転換クロスシートがずらりと並んでいます。転換しない座席の背面にもモケットが貼られているのは拘りでしょうか?こういった配慮は好きです。全体的な雰囲気は悪くないのですが、吊革が全て黄色で統一されていて少し鬱陶しく感じます。座席の握り棒も黄色なので、吊革は灰色などでもいいと思うのですが…。


車端部の優先席はロングシートになっていて、混雑時に配慮した造りになっています。隣接する車両への視界を確保する為に妻面に窓が設けられています。また妻面には消火器や非常通報機・非常用ドアコックが設けられています。消火器はピクトグラムで非常に分かりやすいのですが、非常通報機と非常用ドアコックは隣にある広告枠と同化してしまって存在が分かり難くなってしまっています。この部分に広告枠は無いほうが良かったかもしれません。


転換クロスシートは分厚いクッションが使われていて座り心地は最高です。これなら1時間以上の長距離乗車でも疲れは非常に少なく済みそうです。座席に合わせて窓枠が配置されていて、各列にカーテンが装備されている点も快適な乗車環境に貢献しています。


車端寄りのドア付近には整理券発行機が設置されていて、この部分のみ補助席が設置されていません。寒冷地での標準装備として半自動ドアボタンがありますが、壁面と平滑な仕上げになっているので、ちょっと場所が分かり難い感じがします。一応半自動扱い時にはボタンの周囲が光って知らせてくれます。JR東日本では出っ張った形状をしているので一目で分かるので、この点は会社による考え方の違いなのでしょうね。

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