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7200系

JR四国発足直前に製造された121系は製造から30年程度が経過していたことから、足回りや内装の大幅リニューアルを施工して7200系に形式名を変更しました。


外観ではスカートの設置や帯色の変更、行先表示機や前照灯のLED化などが目立ちます。また画像では分かりませんが、台車は川崎重工業が開発した炭素繊維強化プラスチックを採用した台車が装着されています。


車内は一般的なセミクロスシートから、セミクロスシートとロングシートを千鳥配置した内装に変化しています。混雑緩和と中距離乗車を両立させるための車内仕様かと思われます。なお登場時以来この車両にはトイレはありません。


リニューアルに伴いセミクロスシートの座面はバケットタイプに交換されています。側窓は2段上昇窓から上段内折れ式に変更されています。ちなみに画像手前のロングシートは優先席ですが、モケットは一般席と同様です。窓に貼付されているステッカーとつり革の色以外は差異が無いので目立ちにくいですね。


反対側はロングシートになっており、同じくバケットタイプの座面になっています。10人掛けの座席は3+4+3に握り棒で分割されています。袖仕切りは大型で半透明のものが採用されています。


車端部はロングシートで握り棒も設置されています。更に貫通路上部にはLED案内表示器が設置されています。なおJR四国の2両編成の列車でワンマン運転を実施する場合、後部の車両は完全に締め切って実質1両編成として運転を行うという珍しい運用を行っています。実際にその列車に乗車しましたが、車内はガラガラでした。JR四国の厳しい実情が伺えた次第です。

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