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5000系

本州の岡山と四国の高松を結ぶ快速列車「マリンライナー」専用車として製造されたのが5000系です。高松方先頭車に2階建て車両を連結しているのが特徴で、グリーン席と指定席を提供しています。


5000系最大の特徴である高松方に連結されている2階建て車両です。先頭形状が剣道の面を彷彿とさせるのは気のせいでしょうか?側面のカラーリングは赤紫色と青緑色の2種類が存在しており、画像は赤紫色の編成です。


時間の関係で前面からは撮影できませんでしたが、こちらが青緑色の編成です。マリンライナーという名称からすればこちらの方が似合っている気がします。


2階はグリーン席になっています。JR東日本管内の普通列車グリーン席に似ていますが、端部に荷物置き場が設けられている点が特徴です。客室高さの関係で荷棚が設置出来ないので、荷物置き場の存在は旅行客にとって嬉しい存在です。


視点が高いので眺望は良好です。背面テーブルもあるので駅弁を食べるのも良いでしょう。


対して1階は指定席になっています。こちらは旅行客よりもヘビーユーザーが確実な着席を狙って利用する通勤ライナー的な狙いで設定したのでしょうか?一見すると2階席と大して変化無いように感じますが、座席周りを中心に違いがあります。


特徴は背面テーブルが無い事やシートピッチがやや狭くなっているという事です。更にリクライニングの角度がグリーン席に比べて浅くなっています。小さなフックと網ポケットが設けられているのが温情でしょうか。閑散期なら330円で利用出来る事を考えれば必要十分でしょう。


そして高松方平屋部に設けられているのが展望グリーン席です。わずか4席のみの設定で、瀬戸大橋上などの特徴ある区間を前面と側面の両方から景色を堪能できるお勧めの座席です。マルス上では「マリン・パノラマ〇〇号」と別列車扱いで収容されているので窓口で予約する際は注意が必要です。


ご覧の通り左右で座席の高さが異なります。左側は運転手氏が着席するので、座席の高さを上げて視界を確保するという目的のようです。自分が乗車した際には既に左側席が埋まっていたので右側席を確保しました。


瀬戸大橋を走行中の様子です。座席が低い右側席でも前面展望には影響ありませんでした。むしろ相席になっていた左側席よりも快適なくらいでした。高松行のマリンライナーを利用する際にはぜひ座りたい特等席です。


普通車との連結面にあたる岡山方車端部は指定席が1+1で配置されており、スカスカの妙な空間になっています。これは車椅子対応座席のためで、妻面には車いす対応大型トイレと男性用小便器が設けられています。


普通車はJR西日本の223系5000番台とほぼ共通の設計で、座席モケットの色が異なる程度です。一部のドア横スペースには補助席が設けられています。


普通車でもクオリティの高い座り心地の良い座席です。優先席は枕カバーで区別されています。


マリンライナーはJR四国所有の5000系3両にJR西日本所有の223系5000番台2両を連結した5両編成が基本の構成です。画像でを見るとJRマークの色が異なっているので所属が分かります。なお朝夕の時間帯は更に増結した7両編成や、それぞれの編成の単独運転もあります。

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