raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

2000系

急勾配・急カーブが連続する過酷な路線環境の土讃線での特急列車の高速化を目的に製造されたのが2000系です。振り子式を採用した気動車としては世界初の車両だそうです。


下り方先頭車は非貫通構造でグリーン・普通合造車になっています。前面中央に設けられている列車愛称表示機が誇らしげです。残念ながら運転室直後に乗降口があるので客室から直接前面展望を楽しむことはできません。折角の大型前面窓なのにちょっと勿体無いですね。


上り方先頭車は他編成との連結に備えて貫通型になっています。こちらにも列車愛称表示機が設けられています。1両単位での柔軟な連結を行うためか密着連結器と電気連結器を備えています。


グリーン車は2+1列で在来線特急グリーン車としては座席が非常に大きく、長時間の乗車でも快適に過ごすことの出来る豪華な仕様になっています。ただしこの車両はリニューアル施工前の車両だったためか、車内の雰囲気にやや古臭さを感じました。


一席当たりの占有幅が広くてとても快適な座席は、コンセントこそ無いもののフットレストや背面テーブルといった付帯設備も必要十分です。座り心地も非常に良好で、シートというよりソファのようなゆったり感があります。背ずり下部が膨らんでいて、お尻近くに出来る空洞を埋めてくれるので、身体を預けてゆったり寛ぐことが出来ます。今まで乗車してきた鉄道車両の座席の中ではトップクラスの座り心地だと感じました。ただし座席回転のロックが甘いのか、時折座席が左右に揺れるのは残念でしたが。


合造車の普通車側はアンパンマン仕様になっていました。結構派手な空間でアンパンマン好きな家族連れには良いのではないでしょうか。なおその他の普通車の座席は青緑色のモケットになっています。


座席だけでなく窓下にもアンパンマンのラッピングが施されています。普通席にもフットレストが設けられている点が特徴です。振り子式車両のためか座席には大きめの手すりが設けられています。

<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP