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SL函館大沼号

2001年から2014年まで運行されていたのがSL函館大沼号です。GWや夏休みなどを中心に運行されて人気でしたが、蒸気機関車に新型の保安装置を設置する費用が捻出できない等の理由により運行終了となってしまいました。


私が乗車した日の牽引機はC11-171号機でした。ヘッドマークがオシャレで格好良いですね。蒸気機関車としては小柄ながらも近づいたときに感じる熱気は迫力があります。なお函館行きの復路は転車台だ無いのでバック運転になります。これは連結前に撮影したものです。


鹿部駅停車中に撮影しました。反対側にもきちんとヘッドマークが取り付けられています。この状態で後ろを向きながらの運転は大変そうです。


SL函館大沼号の客車は14系客車とスハ43系客車が連結されています。組成は函館方から[ヨ3500][オハ14][オハ14][スハシ44][スハフ14]です。14系は編成中程に連結されている旧型客車に合わせて茶色に赤帯で塗装されています。


車内はボックスシートに改造されて大型のテーブルが備え付けられています。グループ客には嬉しい仕様ですが、相席になると気まずいですね。固定窓になっているので蒸気機関車牽引列車に乗っていても音が聞こえなくていまいち…な事に備えてドラフト音を車内に流すためのスピーカーが設置されています。


3号車は編成唯一の旧型客車であるスハシ44が連結されています。今回乗車した時には指名買いした訳では無いのですが、この車両の指定席を確保出来ました。茶色の車体に赤帯がオシャレで似合っています。なお車両のドアは手動式ですが、運行時には締め切られて隣接車両のドアから出入りする形になっていました。


さすがは旧型客車だけあって車内もレトロな雰囲気ですね。この車両にも大型テーブルが設置されています。この車両だけは原形を維持してほしかったですが、グループ客での利用を考えたら仕方がないです。


元々はスハフ44でしたがカフェスペース設置改造を受けてスハシになりました。なぜ貴重な旧型客車を改造したのかは疑問ですが。記念撮影用に制服の貸し出しなども行っていて賑わっていました。


各車両にはダルマストーブが設置されています。乗車時は夏だったので当然使用されていませんでしたが、冬はストーブの上にある網に乗せてスルメイカなどを焼く事も出来るようです。


函館方先頭には車掌車も連結されていて乗車する事が出来ます。車端部の出入り口は塞がれていて貫通路が設けられています。函館方車端部は展望スペースになっていて、函館行きでは機関車次位に連結されるので迫力ある蒸気機関車を間近で見る事が出来ます。ただし風下になるので場合によっては機関車からの煙を思いっきり浴びる事になるのでご注意を(自分は全身に浴びて洗面台に顔を洗いに行きました)


車内はダルマストーブと椅子が設けられていて、2軸貨車ならではの乗り心地を体験する事が出来ます。

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