raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

711系

711系は国鉄初の近郊型交流電車で、徹底した耐寒耐雪構造を採用しました。この写真は旧塗装を復元したもので、引退前のイベントとして塗装し直されたものです。外観の特徴としては、腰部だけでなく上部にも前照灯を装備しています。


対してこちらは新塗装になります。この明るい赤色、郵便局のマークと同じ色(赤1号)だそうです。真冬の銀世界ではこの赤色がより映えるでしょう。個人的には旧塗装の方が落ち着いていて好きです。


車端に片開きのドアにデッキ付き、と急行型を彷彿とさせる構成になっています。ドアの横に大きめのルーバーが設けられていますが、これはモーター等の冷却風を取り込むためのものです。雪と分離する機能があるので雪切室と呼ばれます。


車内は車端部ロングのセミクロスシートになっています。窓は車内保温のために二重窓になっています。かつては急行運用に就いたこともあるそうです。車端部を除けば雰囲気は本州の急行型とほとんど変わらないので、これでも問題無かったのかもしれません。


元々は両端2箇所に設けられていたドアですが、混雑に対応するため車体中央にドアを増設する改造を受けた車両が存在します。この部分もデッキ付きとなっているので、車内は中央で2分割された格好になっています。


原形車と同じくデッキ付近はロングのセミクロスシートです。中央のデッキで車内が2分割されているので少し狭く感じます。


中央のデッキはこのようになっており、デッキを挟んでその奥に客室が続いています。後継の721でもそうですが、このデッキが混雑悪化や乗降の際に時間が掛かる原因となり、731系以降ではデッキが省略される事になりました。

<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP