富良野・美瑛ノロッコ号

釧路湿原ノロッコ号とほぼ同様の形態で運行しているのが富良野・美瑛ノロッコ号です。こちらも専用塗装のDE10の牽引・推進で運転されます。

前面のデザインが非貫通型に変更されています。その他は大きな変化はありません。

車内も釧路湿原ノロッコ号とほぼ同様の仕様となっています。側面の開口部を最大限確保した代償として網棚の高さに余裕が無く、大きな荷物は乗せられずに床に置く形になります。

富良野・美瑛ノロッコ号の特長は客車の種類が豊富な事です。こちらは追加改造された車両で、何と貨車からの改造車です。車両に扉が設けられていないので、前後の車両から乗り込む形になります。

車内はボックス席が並んでいます。窓の構造上全開が出来ないので、車内に入ってくる風は少なくトロッコ列車としての魅力に欠けるのが正直なところです。まぁそれ以上に酷い車両があるのでまだマシとも言えますが。

こちらは増結車両のバーベキューカーです。問題はこの車両の構造でして…

繁忙期に増結されるのですが、元々の用途が車内でバーベキューを楽しむ車両なので、窓の下半分が開きません（バーベキュー中に風が吹き込んだら危ないですからね）。なので窓が開くのは上半分のみで車内は妙に蒸し暑かったです。トロッコ列車の魅力の欠片もないこの車両のみガラガラでした。