会津鉄道 AT-750形

会津若松と鬼怒川温泉を結ぶAIZUマウントエクスプレス用車両として製造されたのがAT-750形です。車両は新潟トランシス製の汎用軽快気動車を採用しています。塗装は会津漆器をイメージした深い赤色となっています。

車内は茶系統の温かみのある雰囲気です。鬼怒川温泉で接続する東武特急と車両グレードを合わせるために、料金不要列車としては異例なほど豪華な内装となっています。

背面テーブルや網ポケットに加えて、向かい合わせ時に利用出来る折り畳みテーブルやバータイプのフットレストも設けられています。汎用車体を用いているので座席と窓割りが微妙に合っていない区画もあります。

車端寄りには車いす対応トイレが設けられています。なおAT-750形は2両在籍していますが、同一仕様でトイレ無しのAT-700形も1両在籍しています。AIZUマウントエクスプレスは2両編成以上で運行されますが、恐らく最低1両はトイレ付き車両を組成するよう配慮していると思われます。

ドア付近には段差が設けられていますが、撮影した会津若松駅ではホームとの間に更に段差が出来ていました。乗降の際には足元にご注意下さい。