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2020系

2020系は長らく置き換えが滞っていた8500系の置き換え用として数を増やし続けています。2002年より大量に製造された5000系列から16年ぶりの新形式車両となります。田園都市線の他に大井町線と目黒線にも投入されています。


サスティナ車体の採用で車体側面の凹凸が少ない綺麗な外観となっています。ホームドア普及に伴い従来は車体腰部にあった帯色は、ホームドアに隠れない上部に移設されています。なお2020系列では東急伝統の赤帯は設けられていません。正直従来車を見慣れていると違和感を感じます。


先頭形状は丸みを帯びていて、側面には停止位置確認用と思しき小窓が設けられています。その下には画像では見難いですが非常用ドアコックが設けられています。一時期その非常用ドアコックの蓋が列車風で開いてしまい、ホームドアに接触したという事案があったそうですが、今では対策されたのでしょうか?


車内は木目調の床面をはじめ、全体的に温かみを感じる内装に仕上がっています。一部ガラスを使用した袖仕切りのおかげで車内の開放感も十分あります。通路上の中吊り広告が少ないですが詳細は後述。


座席はロングシートながら背ずりの大きいハイバックタイプを採用していて座り心地の向上が図られています。握り棒で2+3+2に分割されていますが、この座席に設けられている握り棒はつや消し加工のようなサラサラしたもので、握り心地が良くなっています。残念なのは袖仕切りの形状で、寄り掛かられると仕切りとしての役割が少々物足りないサイズです。ただあまり大きくすると開放感が無くなってしまうので難しい所ではあります。


車端部には優先席とフリースペースが設けられています。優先席は相変わらずモケットが一般席と同じで、黄帯が壁面に貼付されています。フリースペースには立席客に配慮して握り棒にモケットが巻き付けられている他、妻面には腰当てのようなものが設けられています。貫通路上部には広告用LCD表示機と防犯カメラが設けられています。


2020系では中吊り広告の代わりにデジタルサイネージが設置されていて、大画面を生かして各種広告が配信されています。3画面を1つの連続した画面として表示したり、3画面でそれぞれ別の内容を表示したり広告によって様々な形態で表示しています。

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