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8500系中期車

半蔵門線乗り入れ対応車両として製造されたのが8500系です。最盛期には10両40本もの大所帯で田園都市線の主力車両として長らく活躍を続けて来ましたが、2020系投入でいよいよ引退の時が近づいて来ました。製造時期によって細かい差異が見られますが、今回は中期車の紹介です。


8000系の改良車という位置づけではあるものの、高運転台や種別・運行番号表示幕など前面の雰囲気は異なっています。前面には東急の車両らしく赤帯が入っていますが、側面は帯が入っておらず銀一色です。コルゲートが非常に目立って初期のステンレス車両らしさが感じられます。


車内は茶系統の暖色系で統一されており、最近の車両と比べると古臭さをどうしても感じてしまいます。それでも汚れや傷みなどが見られないのは日頃のメンテナンスの賜物でしょうか。座席の袖仕切りは昔懐かしのパイプ式です。


座席のモケットはオレンジ色と茶色の二色を使っています。画像では分かりにくいですが、手前がオレンジ色で奥が茶色になっています。着席定員を順守させるためでしょうか?バケットタイプにはなっていないので閑散時間帯にはゆったり座れます。


車端部の優先席は壁面に蛍光色の帯が貼られている他につり革が交換されていますが、座席モケットは一般席と変化ありません。貫通路がやたら広く、妻窓も設けられています。消火器が危うい場所に設置されているのが気になります。


窓のカーテンに優先席の表記が貼られている点は特徴的です。また妻面の旅客が接する部分にモケットが貼られている点も注目したいです。

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