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5500形

都営地下鉄浅草線で活躍している5300形は性能上120キロ運転が出来ません(最終編成を除く)。そのため京急線や京成線への直通運用では運用区間などに制約が発生していました。5300形の老朽化に合わせて導入された5500形では最高速度が120キロに引き上げられ制約が無くなりました。いずれ車種が5500形で統一されればアクセス特急運用などにも充当される事でしょう。


外観は歌舞伎の隈取をイメージしたデザインで割と派手です。ラインカラーは側面上部の雨樋に沿って引かれています。画像では写っていませんが、客用ドアもラインカラーになっていてドア窓の形状も独特です。


最近の車両は濃い灰色の床面が流行りのようで、5500形でも採用されています。吊革が茶色というのは珍しい気がします。


座席はJR東日本のE233系シリーズと似た座り心地です。握り棒で2+3+2に分割されていて、握り棒は滑り止め加工が施されています。1人あたりの座席幅が15mm拡大されて快適性が向上していますが、座席数が7人掛けに減少しています。それに伴いドア横の立席スペースも拡大されています。


車端部には優先席が設けられており、妻面が木目調になっているのが特徴です。吊革も握り棒も黄色いので結構派手です。


車端部の座席は1+2+2に分割されていて、5人がけ座席に握り棒2本は多いですね。優先席のモケットは青系統になっています。側面窓の脇には非常通報機も設置されています。


一部の車端部にはフリースペースが設けられています。車いすやベビーカーなどを利用する方には便利でしょうね。


フリースペースの横には2人掛けの座席が設けられています。着席定員をなるべく減らさないよう配慮したのでしょうか?この部分の袖仕切りはクッション付きで寄り掛かる事を前提にした形状になっています。さらに壁面の保護棒の一部にはモケットが巻かれています。こういう細かい部分の配慮は嬉しいですね。

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