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6050系

野岩鉄道線との直通運転に際して用意されたのが6050系です。地方ローカル運用から浅草直通の長距離運用まで幅広い運用に就いていました。後継車種の導入で数を減らし始めていますので、撮影・記録はいまのうちがお勧めです。


複数編成の併結に備えて中央貫通路となっていて、前面窓は周囲より凹んだ形状となっています。この前面のデザインは後の8000系更新車や10030系にも踏襲されています。また塗色は塗分けパターンこそ異なりますが、100系スペーシアや300・350にも採用されています。
※以下の内装画像では6170Fの様子を紹介しております。


両開き2ドアとなっている車両の車内は、ドア付近を除いてクロスシートとなっています。料金不要の列車でありながら蛍光灯カバーが付いていて、中づり広告はありません。側窓は各ボックスに合わせて配置されていて、ロングシート部の大きめの戸袋窓と併せて車内は開放感があります。


本形式最大の特徴は座席です。ボックス席のシートピッチは広くなく相席となると気まずいですが、その他は非常に優秀です。座面・背ずり共にしっとりと柔らかく受け止めてくれる座り心地が素晴らしいです。背ずりは角度が急ですが、それでも疲れを感じさせないあたり設計が優れているのでしょう。ひじ掛けは上部や側面にもモケットが張られていて、車内の雰囲気も含めて国鉄急行型よりかなり豪華です。


窓下にはテーブルが設けられています。そのままでも飲み物3本くらいは余裕で置けますが…


折り畳み部分を展開すると更におつまみなどを置くことも可能となります。浅草~日光・鬼怒川方面の長距離利用を念頭に置いた設計であると感じます。


浅草方車両の車端部には優先席が設けられています。妻面に貼付されている禁煙や優先席に関するプレートにレトロな雰囲気を感じます。つり革はロングシート部のみ設置されています。


対して東武日光方車両の車端部にはトイレが設けられています。向かい側はフリースペースとなっていて、妻面に設置されているごみ箱の「くずもの入れ」という表現に国鉄型らしさを感じます。


乗務員室扉上部には幕式の行先表示機が設置されています。かつて浅草発着の長距離列車に充当されていた時代に、2+2+2の6連で全編成が異なる行先で運転される事があり、誤乗防止のために設置されてるとの事。

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