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350型

「りょうもう」号で運用されていた1800系に編成短縮などの改造を施したのが350型です。土休日などに運転される「きりふり」号で運用されています。


外観は6050系と同等の塗色に変更された他に、列車愛称表示機が電動巻き取り幕式に変更されています。足回りでは日光線内の勾配区間に対応するため発電・抑速ブレーキを追加しています。


車内は国鉄型のように非常にシンプルな雰囲気です。窓が大きいので開放感があります。


座席は背面や肘掛けまでモケットに覆われています。この車両最大の特徴は座席がリクライニングしないという事です。21世紀にリクライニングしない座席を有する有料特急列車が存在するというのは衝撃的です。きりふり専用の割安な特急料金が設定されているものの、スペーシアの午後割料金と同額という事を考えるとコスパ的に微妙ですね。それでも浅草から下今市までの1時間50分の乗車でも疲労を感じない辺り座席の造りは悪くないようです。


背面テーブルは前席に埋め込まれたような独特の形状で、手前に引っ張ると展開されます。またドリンクホルダーが内蔵されていて、サイズ的にギリギリですが500mlのペットボトルも入ります。向かい合わせにしても利用可能な折り畳みテーブルが窓下に設置されています。足元にはフットレストも設けられていますが、そこまでシートピッチが広くないのでむしろ無い方が足を延ばせて楽なのですが…。


元が急行列車用という事もあってか、戸袋窓が設けられた区画も存在します。ただし200系とは異なり足元が狭くないのは救いです。側窓には横引きカーテンが設けられていますが、生地が非常に薄くて遮光性は低いです。

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