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20430型

日比谷線直通用として製造された20000系列ですが、ホームドア対応の新型車両投入に伴い転出する事になりました。旧型車両置き換えやワンマン運転実施のために宇都宮線や日光線南栗橋以北といった地方線区で運用されています。18m3ドアの小柄な車体の為に都心部では運用が厳しいといった事情もあると思われます。転用の際に大改造を受けたのですが、種車によって細かく形式が分けられました。今回は20430型を紹介します。


外観では帯色変更と行先表示機がフルカラーLED表示機に変更された点が目立ちます。20430型では5ドア車の一部ドア閉塞も実施されていますが詳細は後述。


車内は70000系と同等の内装材や座席モケットに更新されています。ドア上にはLED表示機と同等サイズのLCD表示機であるコイト電工のパッとビジョンが千鳥配置されています。


座席はバケットタイプで座り心地は良好です。握り棒で3+4+3に分割されています。なお左端のドア横にあるように半自動ドアボタンが設けられて通年で半自動扱いが実施されています。


車端部には優先席が設けられていて、一部の座席を撤去してフリースペースが新設されました。立客のために腰当てが設けられているのは嬉しいですね。


優先席部の握り棒は黄色に塗装されています。座席のバケットタイプ化や袖仕切りの大型化によって快適になりました。なお内装には大きく手を加えていても足回りの機器にはほとんど手を加えないのが東武流リニューアルといった所でしょうか?


20430型は全車両が20050型からの改造で、両先頭車は元々5ドア車でした。転属改造にあたって2か所のドア閉塞改造を実施しています。実施した個所は外観が強烈な違和感で一目で改造と分かります。


違和感の強い外観とは対照的に、内装は窓割りが変則的ではあるものの大きな違和感はありません。なお座席は1席少ない9人掛けになっています。

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