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50000型

東武鉄道の次世代車両である50000系列で最初に登場した50000型です。地上線専用で地下鉄への乗り入れは行いません。そのため第1編成は非貫通型で登場しましたが、第2編成以降は他の50000系列と同様に非常口を設けています。今回は最終製造の51009編成を紹介します。


前面は50000系列で共通のデザインになっています。外観上の特徴は摩擦攪拌接合を採用した滑らかな車体側面です。日立製作所のA-trainを採用しており、アルミ無塗装の車体はオシャレに感じます。ただし残念ながら車体の汚れが目立ちやすいようです。


車内は白やグレーの内装に鮮やかな青色の座席が目立ちます。床面はグレーの濃淡でラインが描かれていて、足の投げ出しを抑制する意図があるようです。目立った特徴はありませんが、それだけ完成された内装と言えるかもしれません。ただし1点だけ気になる事が。詳細は後述。


座席はバケットタイプになっていて、握り棒で4+3に分割されています。座り心地は固めですが悪くありません。モケットは50000系列で共通のものが使われています。


車端部には妻窓はありませんが、貫通路の窓が大きいので閉塞感はあまり感じません。車端部では荷棚及び吊革の高さが低くなっています。


優先席は青緑色のモケットになっています。妻面には消火器が収められているのが見えます。

50000系のの問題点としてカーテンの使いにくさが挙げられます。この車両ではフリーストップ式のカーテンが採用されているのですが、この操作方法が特殊なのです。降ろす時はゆっくり引いて任意の高さで手を離して、上げる時は一旦少し引いてから手を離すと巻き上げられるという仕組みです。しかし優しく手を放さないとせっかく引いたカーテンが元に戻ってしまうという、絶妙な力加減を要求されて扱い難い代物なのです。これなら引っ掛けて使う従来型のカーテンの方が簡単と思う方もいるのではないでしょうか?

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