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50090型

近年各社で着席定員制のライナー列車が数多く運転されています。ライナー列車にはクロスシート車を使用するのが一般的ですが、そのほかの時間帯ではクロスシートの場合車内が混雑しやすいなどで車両運用に制約が生じるなど課題もあります。そこでクロスシートとロングシートを両立させる画期的なシステムが近鉄で開発され、関東では東武鉄道が初採用しました。


東武の50000系列とほぼ同様の外観ですが、紫色の帯が加えられています。今回は日中の普通列車運用に乗車しました。


ライナー運用以外ではこのようにロングシート状態になって立席定員を確保します。


ライナー運用時にはこの座席が回転してクロスシート状態に変化します。クロスシート時にはペダルを操作して座席の向きを変えることも可能だそうです。クロスシート状態に対応すべく横幅の広い袖仕切りが特徴です。


車端部はロングシート状態に固定されていますが、可変シート部と近い仕様の座席になっています。連結面にあるLED表示器はクロスシート状態となるTJライナー運用時を重視してのものと思われます。一方ドア上のLED表示器は千鳥配置になっています。ロング⇔クロス可変座席はごく一部の採用に留まっていましたが、近年は着席需要の高まりを受けて検討している鉄道会社が複数現れるなど注目を集めています。TJライナーが次世代のライナーの基礎になったと言われる日もそう遠くないかもしれません。

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