634型スカイツリートレイン
東京スカイツリーの開業に合わせて東武が6050系を大改造を施して登場させたのが、634型スカイツリートレインです。車号の634はスカイツリーの高さに因んだものだそうです。
1・3号車は1+2配列のシートが並んでいます。眺望に配慮して座席部分は床がかさ上げされています。右手前は車椅子用スペースの座席になっています。網棚を撤去して天井近くまで窓が設けられているので車内はとても開放的です。
3号車は仕様は同じですが、座席モケットの色が異なっています。
運転席背面にはイベントスペースが、向かい側に大型荷物置き場が設置されています。イベントスペースにはマイクのジャックが設けられていて、団臨での使用を想定していると思われます。
イベントスペースの向かい側には空港アクセス列車のような大型荷物スペースが設けられています。これは天井近くまで窓を設けた為に網棚が無くなった事によるものです。その奥に座席のようなものが隠れていますが・・・
こちらは狭いながらも前面展望スペースです。ちょっと隠れ家的な雰囲気もします。
座席は配置の違いはあるものの座席自体は同一のもので、1・2号車は青系、3・4号車は赤系のモケットが使われています。肘掛には内臓式テーブルが設けられているので、向かい合わせにしてもテーブルが使えます。テーブル自体は小さめで少し頼りないかもしれません。
2・4号車は2人掛け席が窓側を向いたペアスイート席になっています。
二人で揃って外の景色を楽しむことの出来る観光列車らしい配置です。
2・4号車の運転席背面にはイベントスペースの代わりにサロンが設けられています。こういったフリースペースの存在は長距離の移動にはありがたいですね。
登場以来イベント列車や一般臨時列車として走り続けてきましたが、新型車両の500系リバティ導入に伴い一般臨時列車での運転を終了。現在は団体列車用として運用されています。